2023年からイングランド2部のコヴェントリーでプレーする坂元達裕。

彼は日本代表経験もある29歳のレフティだ。名門の前橋育英高校、東洋大学を経て、モンテディオ山形とセレッソ大阪で活躍し、2022年に活躍の場を海外に移した。

世界的スターだったフランク・ランパード監督が率いるコヴェントリーは、2位に勝点差10をつけて首位を快走している。

そのなかで、坂元はテクニカルなプレーと実直なキャラクターで愛される存在になっている。

『Coventry Telegraph』は、「坂元とコヴェントリーサポーターとの間に瞬時に火花が散り、それはすぐに熱愛へと発展した」と伝えているほど。

同紙によれば、坂元はインタビューでこんな話をしていたそう。

「日本のサポーターも素晴らしかったです。でも、コヴェントリーでは、より大きくて強いと感じています。このサポーターたちのためにプレーするのは最高に楽しいですし、(サポーターが歌ってくれる)自分の歌も大好きですね。

(テクニックを磨くために)12歳頃に学校でたくさん練習しました。僕は小柄ですし、スピードがないので技術が必要だと感じていました。だから、練習してテクニックを磨く必要があったんです。

でも、自分の強みはハードワークですね。高い意識を保ち、強いメンタルを持つ。ハードワークは自分にとっても、ハイレベルなリーグでプレーするうえでも一番大事だと思います。

(一番仲良しな選手は)うーん、ミラン(・ファンエファイク)ですかね。彼は僕にとても優しくしてくれるんです。

みんなとても優しいし、いつでも助けてくれます。当初の僕はあまり英語を話せませんでしたから。でも、ミランは日本とアニメが好きなんです。だから、いい友達です。

彼ら(ファンエファイクとブランドン・トーマス=アサンテ)はアニメが好きなので、いくらか日本語を知っていて、単語を話せます。『おはよう、元気?』とかですね。

いまやミランは日本語を流暢に話します。彼は僕が来る前から日本について少し知識があったんです、アニメのおかげで。それに僕も彼に日本語をたくさん教えています」

25歳のオランダ人DFファンエファイクは、坂元と右サイドでコンビを組む相棒。26歳のガーナ代表FWトーマス=アサンテは、先月に豊田スタジアムで行われた日本代表戦にも出場した選手。

2人は好きなアニメの影響で、日本語をいくらか知っているそう。世界的コンテンツである日本アニメが、坂元とチームメイトをむすぶきっかけになったようだ。

筆者:井上大輔(編集部)

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