塩貝健人は、オランダ1部NECでプレーする20歳の快速フォワードだ。
國學院大學久我山高校で全国高校サッカー選手権に出場すると、慶應大学ソッカー部に入学。
その後、横浜F・マリノスへの特別指定を経て、2024年夏にオランダへ移籍した。
1年目の昨シーズンは公式戦5ゴールを記録し、今夏にはオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクへの移籍が決まりかけるも破談。今シーズンもNECに残留することになったが、途中出場から5ゴールを叩き出す活躍を見せている。
そうしたなか、『CIES』が興味深いデータを紹介していた。
世界50リーグにおいて、今シーズン5得点以上を決めているU-21以下選手のなかで、G Gapの値が最も高いのは、塩貝だそう。
G Gapは、ゴール期待値と実際の得点数の差を表す数値。プラスの値が大きいほど、決定率の高さを示すことになる。
塩貝のG Gapは、プラス0.76で、21歳以下選手のなかで世界トップにあるとのこと。
U-23日本代表である塩貝だが、まだフル代表に招集されたことはない。NECでポジションを争う日本代表FW小川航基は、塩貝の代表入りを推しており、彼がこの活躍を続ければ、2026年のワールドカップに絡めるかもしれない。
ちなみに、2位は、20歳のフランクフルトMFジャン・ウズンで、プラス0.54(今季リーグ戦得点数5)。
CIES(国際スポーツ研究センター)は、FIFAなどの共同事業として1995年に創設された機関。
筆者:井上大輔(編集部)
