2015-2016シーズンに岡崎慎司氏とともにレスターの奇跡的なプレミアリーグ優勝に貢献した元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディ。
工場で働きながら、8部相当の下部リーグから這い上がった選手としても知られる。
38歳になったヴァーディは、今シーズンからセリエAクレモネーゼでプレーしており、1日のボローニャ戦では2ゴールを叩き出し、3-1の勝利に貢献した。
『Tuttomercatoweb』などによれば、クレモネーゼのダヴィデ・ニコラ監督は、ヴァーディは模範であり、自分がすべきことを理解していると称賛していたそう。
また、「ヴァーディにイングランド時代と同じものを食べさせないのか」と食事について聞かれると、こう話していたという。
「彼は自分で朝食を摂る。我々はいまや朝食も昼食も個別に用意している。もはや全員が同じメニューということはない。文化も必要なものも違うし、アレルギーもある。全選手に個別のメニューがある。
それらをチェックする必要もない、それは選手の生活の一部だからね。彼らは3度の食事のうち少なくとも2つは管理しているし、夕食もそうすることがある。我々はこの点で恵まれている」
クレモネーゼにはアフリカ系や南米系の選手も在籍している。いまは選手個々に食事メニューが組まれており、本人たちの自己意識も高いとのこと。
ちなみに、29歳当時のヴァーディは「レッドブル3本、ダブルエスプレッソ、チーズとハムのオムレツを食べると、試合当日は狂ったように走り回れる」と語っていたこともある。
ヴァーディは昇格チームであるクレモネーゼでここまで4ゴールを記録。Optaによれば、セリエAで38歳以上の選手が昇格チームで3得点以上を記録するのは、ジャンフランコ・ゾーラ以来史上2人目だそう。
筆者:井上大輔(編集部)
