J2のブラウブリッツ秋田は2日、吉田謙監督が明治安田J2・J3百年構想リーグおよび2026-27シーズン明治安田J2リーグもトップチームの指揮を執ることになったと発表した。
吉田氏は1970年3月1日生まれの55歳。東京ヴェルディの前身である読売クラブの下部組織で育ち、現役時代は社会人クラブなどでプレーした。
引退後は指導者の道へ進み、J3のアスルクラロ沼津で監督として実績を残すと、2020年に秋田の監督に就任。初年度にクラブ史上初のJ2昇格を成し遂げた後は、日本人選手のみながら常に中位で残留を果たしてきた。
今季は前半戦、一時自動降格圏の19位に沈んだもののその後チームの立て直しに成功。7月に迎えたエースFW小松蓮のヴィッセル神戸移籍という苦難も乗り越え、終わってみれば14位でJ2残留を決めている。
以下は、秋田でJリーグの現指揮官では最長となる7年目のシーズンを迎えることを決断した吉田監督のコメント。
「ブラウブリッツ秋田を信じてくださる皆様、どんな時も選手、クラブを根底から支えていただき感謝申し上げます。
来季も監督を務めさせていただく事に感謝いたします。
ひたむきに、粘り強く。
選手を信じ抜いて秋田のために走りたいと思います。
よろしくお願いいたします」
試合後のインタビューや会見での独特の語り口も話題の吉田監督。J2の“隠れた名将”に率いられたチームがシーズン移行の一年半をどのように戦っていくのか注目される。
筆者:奥崎覚(編集部)
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