異国の地で奮闘する日本人選手たちの“素顔”が、現地で好意的に語られている。

ベルギー1部のシント=トロイデンに所属する23歳のベルギー人DFライン・ファン・ヘルデンが、同国メディア『sporza』のインタビューに応じ、クラブ好調の背景として日本人選手の存在感を強調した。

日本のDMMグループが運営する同クラブには現在、日本代表DF谷口彰悟やGK小久保玲央ブライアン、FW後藤啓介らを筆頭に、7人の日本人選手が所属している。

シント=トロイデンは、リーグ戦折り返し時点で4位と快進撃を続けており、ファン・ヘルデンも「順位表を何度も見てしまう」と笑顔を見せる。

23歳のベルギー人DFはインタビューで、苦戦した昨季との違いについて聞かれると、“結束力”を第一に挙げたうえで、日本人選手の影響にも触れた。

「日本人選手は全員、本当に素敵な人たちだよ。日本らしく、とても礼儀正しいんだ」と語り、日本人選手たちの柔らかい人柄がチーム内の雰囲気を自然と引き上げているという。

さらに、ファン・ヘルデンが思わず笑ったエピソードもある。

「ピッチ上でのコミュニケーションは問題ないんだけど、普段はちょっと難しいこともある。彼らは合宿に、自分たちの炊飯器まで持っていくんだ」

これにはファン・ヘルデンも少し戸惑ったそうだが、慣れ親しんだ食事を大切にする姿勢は、異国の地で戦ううえでの安定材料となり、それぞれがベストコンディションを維持するための工夫でもある。

こうした文化的な一面は、チームメイトにも好感をもって受け止められており、シント=トロイデンが、今季見せるまとまりの良さの一因ともなっているようだ。

現在の勢いを維持できるか注目が集まるなか、日本人選手たちが生む影響力は、この先もクラブの支えとなっていくに違いない。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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