[J1昇格プレーオフ2025準決勝、ジェフユナイテッド千葉 4-3 RB大宮アルディージャ、12月7日、千葉・フクダ電子アリーナ]

千葉はJ1昇格プレーオフ(PO)準決勝で大宮と対戦し、4-3で逆転勝利した。

DF河野貴志はセンターバックで先発フル出場。3-3で迎えた後半42分にはコーナーキックからダイビングヘッドで決勝点を沈めた。

引き分けでも2014年ぶりとなるJ1昇格PO決勝に進めたが、「絶対に自分が決める」と得点後には喜びを爆発させた。

リスクを冒した決勝点

勝ち越し弾は、勝利への執念から生まれた。

「どうしても引き分けは嫌で、やっぱり勝ちたかった」

千葉のコーナーキックの場面で、河野が相手ボックス内で敵選手と駆け引きをしていたとき、試合は後半42分で3-3の状況だった。

今季J2を3位でフィニッシュした千葉はJ1昇格POのレギュレーションにより、引き分けでも決勝戦に進めた。だからこそ、スコアと時間を考えればリスクを冒さず、後方に枚数を残すこともできたはずだ。実際に、ボールをキープして時計の針を進めるべきだと考えていた選手もいた。

画像: コーナーキック時の河野(左、写真:縄手猟)

コーナーキック時の河野(左、写真:縄手猟)

しかし背番号28の頭には、ゴールしかなかった。

「もう1点を取りに行きたくて、ベンチを見ても『行ってこい』という感じでしたけど、相手だってどうしても点を決めないといけない状況だった。それでも絶対に自分が決めるから、後ろに同数の『守備でも頼むぞ』と言って、(相手のボックスの)中に入りました。

あとはキッカーの品田(愛斗)が素晴らしいボールをプレゼントしてくれたので、僕はしっかりと当てるだけでした」と、コーナーキックからダイビングヘッドをネットに突き刺した。

画像: 得点を決めて雄叫びをあげる河野(写真:縄手猟)

得点を決めて雄叫びをあげる河野(写真:縄手猟)

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