ポルトガル1部リーグのアロウカでプレーする21歳の福井太智。
17歳にしてサガン鳥栖でプロ契約を結ぶと、2022年にドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンに引き抜かれた。2023年9月にバイエルンでトップデビューを飾るも、ポルティモネンセを経て、アロウカへ移籍した。
現在はアロウカの主力として活躍しているが、7日のエストレラ・アマドラ戦で無念を味わった。
前半28分に退場者を出したアロウカは2点を奪われるも、後半14分に福井が圧巻のゴールを奪う。コーナーキックのこぼれを左足の強烈なボレーシュートで叩き込んだ。
⚽ GOLO
— VSPORTS (@vsports_pt) December 7, 2025
Fukui 59'
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現地紙も「なんて素晴らしいゴール!強烈な左足シュートを見事にネットに突き刺した」と称賛する一撃だった。
だが、それから9分後に福井は一発退場を宣告されてしまう。スライディングでボールを奪いにいった際、足裏が相手の脛付近をとらえてしまい、VARの結果、レッドカードを提示されたのだ。
福井が退場になるのはプロ人生初。結局、1-2で敗れたアロウカは、泥沼の5連敗となった。
ポルトガル紙『A Bola』は「この日本人MFは、数分で天国から地獄へと転落したが、結果的にはアロウカのなかで最高の選手だった。難易度の高い素晴らしいゴールでスコアを縮め、チームに希望を与えた。しかし、その直後に危険なタックルで退場となり、それまでハイレベルだったパフォーマンスに少し傷をつけてしまった」と伝えていた。
スーパーゴールから退場というまさかの展開になったものの、チーム内で最も優れた選手であることを示すようなハイパフォーマンスを見せていたとのこと。
筆者:井上大輔(編集部)
