J1の清水エスパルスは、トップチーム監督に、吉田孝行氏が就任することが決定したと発表した。

吉田氏は1977年3月14日生まれの48歳。1995年に滝川第二高校から横浜フリューゲルスへ加入すると、1年目から28試合3ゴールを記録。フリューゲルス最後の試合となった1999年元日の天皇杯決勝では、清水エスパルスを相手に決勝ゴールを決めた。

その後、横浜F・マリノス、大分トリニータを経て、ヴィッセル神戸で2013年に現役を引退。そのまま神戸のアンバサダーに就任し、2度監督に就任。2020年にコーチとして加わったV・ファーレン長崎でも2021年に監督を務めた。

2022年、神戸に復帰すると、同年6月に契約解除されたミゲル・アンヘル・ロティーナの後任として3度目の監督に。下位に低迷していたチームを見事に立て直し、13位で残留を成し遂げた。

さらに、翌2023年には強度を重視したチームスタイルへと転換。アンドレス・イニエスタすら特別視しない姿勢で強い組織を作り上げ、悲願のリーグ優勝を達成。2024年にはリーグ連覇とともに天皇杯との2冠を達成した。

しかし3冠を目指した今季、無冠に終わったこともあり神戸との契約が満了。新天地が注目されていた中で今回、清水エスパルスの指揮官に就任することが決まった。以下は吉田氏のコメント。

「エスパルスファミリーの皆様。このたび、来シーズンより清水エスパルスの監督に就任することになりました。反町GMをはじめ、フロントの皆様が強い想いを持って誘っていただいたことに、心から感謝しています。

清水は「サッカー王国」として特別な歴史と文化を持つクラブだと感じています。ファン・サポーターの皆様とともに、もう一度強い時代を取り戻したい。その覚悟とともに、このクラブを必ず強くしなければならないという責任を強く感じています。

攻守にアグレッシブで、観ている方に勇気と感動を与えられるサッカーを実現するために全力を尽くします。エスパルスファミリー全員で力を合わせ、強い清水エスパルスを作っていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします」

今季J1で14位に終わった清水エスパルスは、秋葉忠宏監督との契約満了を発表していた。

筆者:奥崎覚(編集部)

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