イングランドのリーズで2年目を迎えた日本代表MF田中碧。

昨シーズンは2部リーグ優勝に大貢献する活躍を見せたが、プレミアリーグに昇格した今シーズンは苦しんでいた。

また、11月14日に行われたガーナ代表戦では、田中と接触した相手MFアブ・フランシスが右足を骨折。

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田中は交代後にガーナのオットー・アッド監督に謝意を伝え、アッド監督はそれに対する感謝を口にしていた。

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その田中は、リーズでふたたび活躍を見せ始めている。

今月3日のチェルシー戦、6日のリヴァプール戦と強豪チーム相手に価値ある2試合連続ゴールを叩き出した。

リーズのダニエル・ファルケ監督は、この2試合で最低1勝しなければ解任される可能性もあったが、田中の活躍もあり、リーズは強豪相手に1勝1分と勝ち越した。

そうしたなか、『Ghanaweb.com』は、田中の活躍についてこう伝えていた。

「田中はここ数週間、奇妙でほとんど現実離れした日々を過ごしている。サッカーが悲劇と償いをぼかして重ねたいときに書くようなストーリーだ。

ほんの1か月前、日本代表戦での不運なチャレンジにより、ガーナ代表アブ・フランシスが足を骨折してしまった。

フランシスとの衝突は、衝撃、怒り、同情を引き起こし、日本人選手からは謝罪が繰り返された。彼は悔恨を表すために公私ともに連絡を取った。

多くのガーナサポーターにとって、担架で運ばれるフランシスの姿はすぐに忘れられるものではなかった。しかし、代表戦が終わって以来、田中のサッカーは決定的に逆方向へと向かっている。

田中は、あの一件があって以降の4試合で2つの決定的なゴールを決め、2つの大きな結果に直接影響を与えた。

不幸な衝突があって以降の田中のパフォーマンスは、自責の念から責務へと転じたサッカー選手を示しており、突如としてキャリアで最も輝かしい時期の一つを迎えている」

アブは右足の腓骨と脛骨を骨折したとされており、日本で手術を受けた。田中はその彼を見舞う意思を示したとされている。

あの一件で自責の念を感じたであろう田中が見せているプレーをガーナ紙も評価し、讃えているようだ。

筆者:井上大輔(編集部)

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