ジェフユナイテッド千葉がJ1昇格プレーオフを制し、17季ぶりのJ1復帰を果たした。

同クラブでプロデビューと引退を経験し、2022年5月に逝去したイビチャ・オシム元監督からの指導も受けた元日本代表MFの羽生直剛さんが、千葉への想いを語った手記をQolyに寄せた。

オシムさんが率いていたときと比べても…

本当にすごいと思いますし、「おめでとうございます」「お疲れ様でした」とみんなに伝えたいです。ジェフはJ1に上がれそうだったけど、上がれなかったシーズンが何度もあった。だから、サポーターの方の中には「もう応援するのをやめよう」と思ってしまった人もいたはず。

大きなお世話かもしれませんが、僕が2007年にチームを抜けてからJ2に降格してしまったので責任を感じていました。だから2017年に戻ったときは、本気でジェフを昇格させたいと思っていたけど、それが果たせなかったことはすごく残念だった。

だけど今季の最終節(FC今治戦)を観に行かせていただいたときに、フクアリのものすごい雰囲気を感じました。そしてJ1に復帰できて、「ジェフはいるべきところに戻ったんだな」と思いました。

僕が引退した2017年のときの雰囲気だったり、オシムさんがいた強かったときと比べても、最近の熱量は過去最高かもしれない。本気で「J1に昇格するんだ」という強い気持ちが集結されているようでした。

画像: 現役時代の羽生さん(C)Getty Images

現役時代の羽生さん(C)Getty Images

J2に降格してしまってからの16年間、僕は当事者としてはジェフの関係者ではない時間が長かった。でも、その間も関わり続けてくれたクラブのスタッフや選手、サポーターのみなさんの想いには敬意を表したいです。

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