今季でクリスタル・パレスとの契約が満了を迎える状況となっている日本代表MF鎌田大地。1月には他のクラブとの直接交渉が可能な状況となっているが、クラブ側は現在彼との契約を延長することを前向きに考えているようだ。
『Football Insider』によれば、サッカー界に広い人脈を持っているスカウトのミック・ブラウン氏が以下のように明かしたという。
「鎌田はパレスにとって重要な選手になった。彼はスロースターターだったが、見事に溶け込んだ。昨季のFAカップを制覇したチームで重要な存在だったのは明らかだ。
彼は、クリスタル・パレスの最も優れた点だと思うものの一つだ。チームのために一生懸命働き、自分の役割を果たし、エゴや傲慢さを見せることがない。
聞いたところによれば、経営陣とコーチ陣は彼を非常に高く評価しているそうだ。そのような関係にあることは常にプラスである。パレスは彼がチームにもたらしたものを評価し、引き留めることを決意している。
クラブはあらゆる憶測に終止符を打つために、シーズン終了までに彼との契約を延長したいと考えている。合意に達することができるかどうかは彼ら次第だ。
マーク・グエヒに起こったことを考えれば、彼らはもうこれ以上ファーストチームの選手をタダで失いたくはない。主力選手が退団するのであれば、その代わりを獲得するための資金が必要だからね」
クリスタル・パレスの主力であるイングランド代表DFマーク・グエヒは、この夏に移籍が有力視されていたものの、最終的にはチームに残留。ただ契約延長は拒否されており、来年夏にはフリーで退団する可能性が高くなっている。
クラブ側はそのようなケースが再び起こることがないよう、既存の選手の契約を積極的に延長しようとしているほか、オリヴァー・グラスナー監督も留任に向けた契約交渉を行いたいと考えているそうだ。
筆者:石井彰(編集部)
