11日に行われた「2025 Jリーグアウォーズ」にて、ベストイレブンを初受賞した川崎フロンターレFW伊藤達哉。

今季Jリーグデビューを飾った28歳の“逆輸入アタッカー”は、35試合13ゴールと大活躍。J1得点ランキングで日本人トップの4位に入ったこともあり、文句なしと言える形でベストイレブンに選出された。

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伊藤は、柏レイソルのアカデミーで育った後、Jリーグ入りせずに渡独。ハンブルガーSVへ加入し、ブンデスリーガでプロになったことで知られる。

そんな伊藤が12日にInstagramを更新。「ベストイレブンを受賞する事ができました。チームメイト、スタッフ、そしてサポーターの皆さんに感謝したいです。来シーズンはみんなで喜びたいです。今シーズン応援ありがとうございました」と感謝の気持ちを綴った。

すると、お隣韓国からも反応が。なんと「韓国のメッシ」元バルセロナの韓国代表FWイ・スンウが反応し、拍手の絵文字を3つ返信していたのだ。

実は伊藤とイ・スンウ、2019年から2021年にかけてベルギーのシント=トロイデンで一緒にプレーした仲。伊藤が1997年6月生まれ、イ・スンウが1998年1月生まれと同世代でもある。

画像: 2020-21シーズンのシント=トロイデン。前列左から3番目が伊藤達哉、同右から3番目がイ・スンウ(後列右から4番目は鈴木優磨) (C)Getty Images

2020-21シーズンのシント=トロイデン。前列左から3番目が伊藤達哉、同右から3番目がイ・スンウ(後列右から4番目は鈴木優磨)

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イ・スンウは12歳で欧州へ渡り、バルセロナのアカデミー時代には次代を担うタレントとして世界的に注目された。ただプロ入り後は苦戦し、エラス・ヴェローナ、シント=トロイデン、ポルティモネンセを経て、伊藤よりも早い2022年に帰国している。

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シント=トロイデンではともに主力とは言えない立場だっただけに、今でもお互いが意識し合う存在なのかもしれない。なお、イ・スンウも帰国直後からKリーグの水原FCで3年連続二桁ゴールを挙げて実力を証明している(現在は全北現代モータースに所属)。

ちなみに、今回ともにベストイレブンを受賞した柏レイソルDF古賀太陽も同じ伊藤の投稿に返信。「まさかタツくんと一緒にベストイレブン取れる日が来るなんて…感慨深いです(号泣の絵文字)」と喜びを語っていた。

古賀は柏アカデミーで伊藤の1学年下の後輩にあたる。

筆者:奥崎覚(編集部)

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