2023年に現役を引退した元日本代表MF柏木陽介氏。
天才肌のレフティだった彼は、『調子乗り世代』の一員として活躍したが、自他ともに認めるヤンチャ系でもあった。
その柏木氏が同じく調子乗り世代だった元日本代表DF安田理大氏とともにヒールな番組を自称するDAZNの『もりちゃんずコロシアム』に出演。
柏木氏は、「天才レフティBEST3」の第3位に前田俊介氏を指名しつつ、こう語っていた。
柏木「知らない人の方が多いですかね。サンフレッチェ広島ユースで僕の一個上の先輩なんですね。こんな天才おるんかっていう」
安田「めちゃくちゃうまいっすよ。小学生くらいから関西中に名前が轟いていました。エグいやつがおるみたいな」
柏木「とんでもないです。ほんまにユースの中でもトップで。誰も止められないです。（広島のトップチームに）高校3年の時にデビューして、その時も真ん中から普通に3～4人抜いて。
マジでちゃんとやっとけば…俺らなんて比にならんくらい、ちゃんとやってなかったので…。（この番組に）出たほうがいい（笑）」
安田「私生活、終わってました」
柏木「（例えば）タバコ、酒、パチンコ…全部っす。でも、ほんまにうまくて。
僕らユースの監督だった森山（佳郎）さんが言ったのが、あいつに守備を頑張らせなかった俺が悪いって…。天才で、言いようがなかった」
安田「（真摯に取り組んでいたら）世界に行ってますね」
前田俊介氏は、柏木氏同様にサンフレッチェ広島でプロになったレフティ。
天才的なテクニシャンで、U-21代表経験はあったものの、フル代表にはなれず。それでも「前俊を諦めない」という言葉ができるなど、一部で熱狂的支持を集めた。
柏木氏は、現在はディアブロッサ高田FCでコーチを務めているという前田氏と今でも交流があるそうで、直属の後輩だったからこそ言える話だろうか。
筆者：井上大輔（編集部）
