ヴィッセル神戸は14日、新監督に昨季までサンフレッチェ広島を率いたドイツ人指揮官ミヒャエル・スキッベ氏が就任したと発表。
併せてセハット・ウマル氏もヘッドコーチに就任する。
国内外で豊富な指導経験を持つ新体制の発足は、王者として新たな局面を迎えるクラブにとって大きな転換点となる。
スキッベ監督は、ドイツのドルトムントやレバークーゼン、トルコのガラタサライなど欧州の名門クラブを歴任し、ギリシャ代表監督も務めた実績を持つ。2022年からサンフレッチェ広島の監督に就任し、ルヴァンカップ制覇や優秀監督賞の受賞など、日本で確かな成功を収めてきた。
戦術構築力と育成手腕の双方に定評があり、神戸でも安定したチーム作りが期待される。
また、ヘッドコーチに就任するウマル氏は、トルコやドイツでの指導歴を経て、広島でスキッベ監督を支えた右腕。現場感覚に優れた実務型の指導者として、引き続き同監督をサポートする。
神戸は吉田孝行監督のもとでJ1で2連覇を達成。昨季は天皇杯も制するなど黄金期を築いたが、今季限りで吉田監督が退任した。
新たな挑戦を託す指揮官として、実績十分のスキッベ氏に白羽の矢を立てた。
就任にあたり、スキッベ監督は「この度、ヴィッセル神戸の監督に就任し、大変光栄に、そして嬉しく思っています。再び、日本一のチームを目指しましょう。」と意気込みを語った。
実績ある新体制のもと、神戸が再び頂点を見据えた戦いへ踏み出す。
筆者:江島耕太郎(編集部)
