2008-2009 ニューカッスル


この10年ほどニューカッスルが低迷していることは、もはや秘密ではない。イングランドで最も大きなスタジアムのひとつを有し、素晴らしいサポーターたちがいて、素晴らしい選手たちに恵まれていながら。
特に壊滅的だった2008-09シーズンもタレントが揃っていた。だが、最後はレジェンドであるアラン・シアラーの指揮のもと、アストン・ヴィラに0-1で敗れ降格が決まった。
当時在籍していたシェイ・ギヴン、ジェレミ・ヌジタップ、ニッキー・バット、ジェームズ・ミルナー、ダミアン・ダフ、マイケル・オーウェンらは素晴らしいキャリアをエンジョイしてきた。だが、このありえない降格によって、(彼らのキャリアは)今後も汚されるだろう。
2009-2010 ヘルタ・ベルリン


ヘルタの指揮官として素晴らしい仕事をしてきたパール・ダールダイ。だが、選手時代には2部降格という不名誉を味わった。
首都を本拠地とするこのクラブには誇るべき歴史がある。だが、13年続いたトップリーグ参戦が終わったこのシーズンは、全てがおかしかった1年として記憶されるだろう。前年4位だったにもかかわらず、最下位に低迷し降格していった。
チームは経験ある選手と、有望な若手に溢れていた。アーネ・フリードリッヒ、ウカシュ・ピシュチェク、ゴイコ・カチャル…前線にはアドリアン・ラモスとラファエウもいた。
2011-2012 ビジャレアル

ビジャレアルはこの年をチャンピオンズリーグでスタートさせたのだが、最後に待っていたのは2部降格の悪夢だった。彼らはリーガとCLの両立に苦しんだ。
シーズン前にサンティ・カソルラをマラガに売却したことがダメージとなった一方、新加入のジョナサン・デ・グズマンとクリスティアン・サパタは期待されていたインパクトを残せず。
とはいえ、ゴンサロ・ロドリゲス、マルコス・セナ、ボルハ・バレーロらを擁しており、まさに降格は番狂わせであった。
その後、1シーズンでリーガに舞い戻ると、スペイン最高のチームのひとつに再び返り咲きつつある。
筆者:井上大輔(編集部)
