プレミアリーグで奮闘を続ける日本代表主将・遠藤航は、しばらく我慢の時間が続きそうだ。
リヴァプールの地元メディア『This is Anfield』によると、遠藤は足首の負傷により、復帰は早くても2026年1月中旬以降になる見通しだ。同選手は今月6日のリーズ戦(3-3)で負傷し、それ以降は公式戦から離脱が続いている。
今季の遠藤はプレミアリーグで5試合に途中出場したのみで、出場時間は計44分。アルネ・スロット新監督の下では、ライアン・フラーフェンベルフやカーティス・ジョーンズの起用が優先され、中盤での序列は高いとは言えない状況だ。
それでも、ユルゲン・クロップ前監督の下では重要な役割を果たしてきただけに、スロット監督による遠藤の起用法には一部ファンから疑問の声も出ているという。
一方で、遠藤の離脱期間中には18歳の若手MFトレイ・ニョニがプレミアリーグデビューを果たすなど、チーム内では世代交代の動きも見え始めている。遠藤は2027年まで契約を残しているものの、限られた出場機会が続けば、来夏以降の去就にも注目が集まりそうだ。
来年のワールドカップに向けて、日本代表にとっても主将のコンディションは重要な要素であり、まずは万全な状態でピッチに戻ることが求められる。
復帰後、遠藤が再びアンフィールドで存在感を示せるかが、今後のキャリアを左右する大きな分岐点となる。
筆者:江島耕太郎(編集部)
