J1のヴィッセル神戸は、クラブ創設30周年の締めくくりとして、12月24日(水)から2026年1月16日(金)の期間限定で、神戸・三宮センター街1丁目商店街にてRPG型リアルイベント「VISSEL QUEST」を開催している。

初日となる12月24日には、ヴィッセル神戸U-15・U-18の生え抜き選手であり、今シーズンはキャプテンを務め、Jリーグ優秀選手賞を受賞した山川哲史が「VISSEL QUEST」を体験した。

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当日は、クラブの歴史と自身のキャリアを重ね合わせ、幼少期の記憶や当時の状況、プロとして加入する前の視点、そして加入後に味わった成功と葛藤を一つひとつ語りながら、ヴィッセル神戸の軌跡を再確認し、来シーズンへの気持ちを高めるひとときとなった。

ヴィッセル神戸30周年企画「VISSEL QUEST」に参加した山川は、三宮センター街1丁目の全長約270メートルに貼られた31年分の出来事を表現したRPGマスや、クラブの歴史を辿る展示を体験しながら、自身がまだ生まれていなかった時代から現在に至るまで、クラブとともに歩んできた記憶を一つ一つ語った。

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今回の体験を通じて山川は、知らなかった歴史を知り、懐かしい選手たちの姿を改めて目にしたことで、「自分もヴィッセル神戸とともに成長してきた」という実感が湧いたという。

印象的だった年として、2017年はルーカス・ポドルスキ加入のニュースに胸を躍らせたが、筑波大学の学生として練習に参加した際に“世界レベル”を目の当たりにし、その実力に衝撃を受けたことや、アンドレス・イニエスタの象徴的なゴールにレジェンドだと感じたことなどを語った。

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クラブ史上初のJ1優勝を果たした2023年は、全長2.4メートルの優勝記念ロゴを眺めながら「歴史が動いた瞬間。優勝が決まったときの景色を今でも鮮明に覚えています」と優勝時の歓喜を思い返した。

さらに翌2024年も優勝を遂げ、2連覇を達成。「多くの人の期待があったため、2連覇を決めた瞬間は嬉しいよりも“ホッとした”気持ちの方が大きかったと思います」と当時の正直な心境を明かした。

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震災とともに歩んだクラブの30年の歴史に対しては、生まれていなかった自身の立場から、「実感しにくい部分もあるが、中学生の頃からヴィッセル神戸に関わってきた自分にとって、震災とクラブの歴史は切っても切り離せない存在。支えてくれた多くの方々への感謝を忘れず、結果で恩返ししたいです」と語っている。

今シーズンについては「悔しいことも多かったが、チーム全員でどうすべきかを話し続けた時間が成長につながった」と振り返り、シーズンオフは下半身強化を中心に自身の課題改善に取り組む。「シーズン中は強化が難しいので、今の時期にしっかりベースを作ろうとトレーニングに取り組んでいます」と来シーズンのさらなる活躍に向け意欲を見せていた。

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そして来シーズンの抱負として約1メートルの巨大絵馬に掲げたのは、迷いのない「ACLE優勝」。「クラブとしての悲願でもあり、何度も悔しい思いをしてきたので、今年こそタイトルをつかみたいです。来シーズンは新しい監督のもと、新しいヴィッセルになるため、まず自分がしっかりチームにフィットし、切磋琢磨しながらチーム力も引き上げていきたいと思っています」と強い決意を語った。

最後に支えてくれる地域・ファンへの思いとして、「ヴィッセル神戸が大好きで、できる限りこのクラブで戦い続けたいと思っています。これからもトモニ歴史を積み重ねていきたいです」と熱いメッセージを届けた。

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