日本企業DMMが保有するベルギー1部のシント=トロイデン。
今シーズンはGK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、DF畑大雅、MF山本理仁、MF伊藤涼太郎、MF松澤海斗、FW後藤啓介の日本人7選手が在籍している。
昨シーズンはプレーオフの末に1部残留と苦しんだが、今シーズンは好調。年内最終戦となる26日のスタンダール戦にも2-1で勝利し、3位で前半戦の戦いを終えた。
この日は20歳の後藤が全2ゴールを叩き出す活躍を披露。
前半35分、伊藤のロビングパスを味方が落とすと、後藤がスライディングで押し込み、同点ゴールを奪う。そして、後半18分には畑が右サイドから上げたグラウンダーのクロスに合わせ、相手GKのニアを抜くシュートを決めてみせた。
後藤は11月に日本代表デビューを果たした191センチの大型ストライカー。ジュビロ磐田時代から将来を嘱望されており、18歳でベルギーに引き抜かれた。
今シーズンはアンデルレヒトからシント=トロイデンにレンタル移籍すると、これで得点ランキング1位タイとなる7ゴール目を記録。
『Sporza』は「後藤が逆転の立役者」、「STVVの快進撃はますます加速。2025年の躍進が明らかになったことは間違いない」と伝えていた。
後藤本人は試合後のインタビューで「(得点王を)もちろん、狙ってますし、目指してはいますけど、まずはチームが勝つこと。チームが上にいけば、自分の得点ランクも上に行くと思う」と述べた。また、ここまでは素晴らしいシーズンとしつつ、「やり続けることが難しい」と気を緩める様子はなかった。
シント=トロイデンの2026年初戦は1月19日、相手は大南拓磨と明本考浩が所属するルーヴェンだ。
筆者:井上大輔(編集部)

