スペイン1部レアル・ソシエダで4年目のシーズンを戦っている日本代表MF久保建英。
この夏にはドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンへの移籍などが噂されたものの、残留することになった。
久保はソシエダと2029年6月末までの契約を結んでいるが、『El Diario Vasco』のインタビューでこう話していた。
「今のところ、自分はここにいる。これまでも言ってきたことだけどね。夏には他チームに行く機会もあったけれど、ここに残った。
最終的には自分次第ではないと思う。そういう感覚がある。ただ、選手は契約最終年になると移籍したり、新しい選手が来たりする。最終年だからフリーエージェントにならないようにどうしようかって話にいつもなるよね。
結局、好き嫌いにかかわらず、サッカーはビジネス。クラブにとって最悪なのは、選手をフリーで他のチームに行かせてしまうこと。そうなることもある。たとえそうなってほしくなくても、そうなる可能性はある。ただ、クラブは何としてもそれを避けたい。
でも、自分の場合は長期契約なので、クラブが僕を追い出したくないなら、ここに残るのが普通。
(残った)理由はたくさんある。ここに居心地の良さを感じているし、クラブが信頼してくれていることも嬉しい。自分もこのクラブを信頼している。
今年はみんなが望んでいたようにはいっていないけれど、夏には確信があった。他の選択肢もあったけれど、ここに残ることを決めた」
ソシエダは昨シーズン11位に終わり、久保はプレシーズン中に補強の必要性を訴えていた。
残留を決めた時点ではチームに対する確信があったようだが、前半戦を16位で終えるなど今シーズンも苦しんでいる。
筆者:井上大輔(編集部)
