いまや多くの日本人が海外リーグでプレーしているが、Jリーグでプロになる前に欧州へ挑戦する選手たちもいる。

19歳の小杉啓太もそのひとりだ。U-16日本代表でキャプテンを務めるなど期待される若手だったが、2024年に湘南ベルマーレのユースからスウェーデン1部ユールゴーデンへ移籍。

北欧では瞬く間に主力になると、UEFAカンファレンスリーグでゴールを決めるなどして、『日本のロベカル』と評価されるまでになった。

ただ、小杉はブラジル代表のレジェンド同様に小柄な左サイドバックだが、そこまでパワフルなタイプではない。

『CIES』によれば、小杉は2025年に欧州5大リーグ以外でプレーした20歳以下の最もバランスの優れたサイドバックのなかで第3位だったという。

小杉は、空中戦とフィニッシュのレーティングは平均以下ながら、リカバリー、パス配球、ドリブル突破、チャンスメイクは平均以上。

バランスに優れた若手サイドバックとして評価されていた小杉は、ドイツ1部フランクフルトへの移籍が決まり、来年からはドイツでプレーする。

フランクフルトへの移籍金は650万ユーロ(約12億円)ほどとされているが、CIESは1200万ユーロ(約22.1億円)まで価値が上昇しうるとしている。

なお、CIES(国際スポーツ研究センター)は、FIFAなどの共同事業として1995年に創設された機関。

筆者:井上大輔(編集部)

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