かつてヨーロッパのトップクラブでプレーしてきた香川真司によれば、Jリーグのクラブは「保有している選手が多すぎる」状況にあるという。
今回香川真司はテレビ朝日スポーツの企画で内田篤人と対談。かつてともに日本代表チームで戦ったことがあるチームメイト同士が熱いトークを交わしていた。
かつてボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドでプレーした経験を持っている香川は、現在Jリーグで戦ってみて思うことを「選手の人数が多すぎる」と語っていた。
「Jリーグ全体を見た時に、選手もそうなんですけど、チーム全体が組織としてもっとよくやれるんじゃないかと思っている。
ヨーロッパと比較する場合に、日本にも良さがあるから一概には言えないことですけど、メンバー編成も含めてもっと競争力があるチームを作れるはずだと思っている。
年間0試合の出場で終える選手が出てはいけない。若手を含めて。そのような選手がもっと試合に絡める環境を作っていかなければいけない。
その意味では、Jリーグは『人が多い』なと。日本に帰ってきてから30人、35人というメンバー体制のなかで戦ってみて思う。セレッソ大阪だけではなく、Jリーグ全体として。
レアル・マドリーも、マンチェスター・ユナイテッドも、ドルトムントも、マンチェスター・シティも、18人から20人で年間60試合+代表を戦っている。もちろんそこにはU-21チームの存在や組織として上に行っているところもあって、人数が足りなくなったらすぐに補充できるという点もあるんですけどね。
そこの変化はJリーグ全体で見直してもいいんじゃないかなと。そうでなければ若手も育ってこないし、選手の出場機会や練習の雰囲気も含めてね。
本気で明日の試合に出るためにやれなくなってくる。どこかで、次の週の練習試合にフォーカスする選手が出てきたりする。僕は20人くらいでいいと思う。今は30から35人くらいですけど、結局それだけいても絶対に試合に絡めない。
『1年目は出られなくても頑張れ』みたいなのは、15年前はそうだったかもしれない。練習を頑張ることが美化されていたけど、今は試合に出られないのであればすぐに移籍を含めて動いていかないと、選手は育ってこないし、グループ内の競争もいいものが生まれてこない」
「ヨーロッパはシビア。『来シーズン戦力じゃない』と言われればすぐにセカンドチームに落とされる。ただ、日本では『チャンスあるかもしれない』と頑張らせて、その姿に変な感動を覚えているのかもしれない。
だったら、『お前は厳しいからJ2でもJ3でも行って来い』と。そこで試合に出てこいということをやらないと。一生懸命練習だけしていても成長しない」
香川は自分の経験も含めて「試合に出なければ成長しない」と話し、Jリーグのクラブは出場機会がない選手が多く所属しすぎていると感じているようだ。
筆者:石井彰(編集部)


