2024年11月にスペイン4部のサッカークラブ「UEサン・アンドレウ」の経営権を取得した日本企業のタイカ。
その彼らが20日、クラブ史上初となる日本人選手3名の加入が内定したことを発表した。
昨年12月に湘南ベルマーレから期限付き移籍内定が発表された18歳MF杉浦誠に続き、先日の全国高校サッカー選手権で総体との2冠を達成したMF細山田怜真(神村学園高等部)、昨年U-17日本代表としてU17アジアカップに出場したMF樺山文代志(興國高校)の加入が内定したという。
その背景について、タイカは以下のように綴っている。
「当社は、経営権を取得し異業種ならではの新鮮な視点でクラブ運営に挑戦しております。これまでも製造業に留まらない取り組みを展開してまいりましたが、UEサン・アンドレウの運営はひときわチャレンジングなプロジェクトで、新たな付加価値を当社・クラブの双方にもたらすことができるように進めております。
また、UEサン・アンドレウを日本人選手の海外における挑戦を受け止める場としても考えており、キャリアのステップアップになり得るクラブとしたいとも考えています。カタルーニャ地方はスペインの中でも有数の競争が激しい地域でもあり、世界に通用する日本人選手を輩出すべく、そのような選手達の挑戦を応援いたします。
このたび、杉浦選手・細山田選手・樺山選手の当クラブ加入内定を心より歓迎し、選手本人・UEサン・アンドレウ双方の成長に繋げるべく、共に取り組んでいきます」
以下は高卒でのスペイン行きを決断した3選手のコメント。

杉浦誠黎
「この度、レンタル移籍としてサン・アンドレウに加入することが決まりました、杉浦誠黎です。
スペイン バルセロナでプレーできる機会を与えてくれた関係者の方々に感謝を忘れず、プレーで恩返しできるよう頑張ります。
持ち味は、両サイドの縦突破、スピードを生かしたドリブルです。自分はその特徴を活かし、勝利のために走り、戦い、最後まで諦めず、スタジアムで、そして日本からは画面越しでも共に戦ってもらえたら嬉しいです。
応援よろしくお願いします」

細山田怜真
「この度、サン・アンドレウに加入することになりました細山田怜真です。
小さい頃からの夢であるプロサッカー選手というキャリアをサン・アンドレウという歴史あるクラブで始められることを大変光栄に思います。少しでも早く世界のサッカーを知りたいと思い、挑戦することを決意しました。
これまで支えてくださった指導者の方々、仲間、そして家族に感謝の気持ちを忘れず、全力でプレーします。
サン・アンドレウのファン、サポーターの皆さんよろしくお願いします」

樺山文代志
「この度、サン・アンドレウに加入することが決まりました、樺山文代志です。
サン・アンドレウの勝利のために戦い、個人としてもレベルアップしたいと思います。スペインで自分らしく、日本人らしく覚悟を持ってチャレンジしたいと思います。
そして、これまで支えてくださった方々への感謝を忘れずに日々全力で取り組んでいきます」
樺山文代志(ふみよし)は、今季J3の愛媛FCへ移籍したMF樺山諒乃介の弟。
なお、UEサン・アンドレウは、1909年にスペイン・カタルーニャのバルセロナにあるサン・アンドレウ・デ・パロマールで創設。過去に2部リーグでも11シーズン戦ったことがあるなど歴史のあるクラブで、カタルーニャの旗「セニェーラ」を象徴する黄色と赤色をチームカラーとしている。
今季リーグでは、バルセロナのBチームであるバルセロナ・アトレティックなどと同じ4部のグループ3に所属。19節終了時点で2位につけている。
筆者:奥崎覚(編集部)
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