静岡県リーグ1部に所属するフォンテ静岡FCは19日、元日本代表の澤登正朗氏がゼネラルマネージャー(GM)に就任したことを発表した。
澤登氏は1970年1月12日生まれの56歳。静岡県富士宮市出身で、東海大一高校(現・東海大翔洋高校)から東海大学を経て、1992年に地元の清水エスパルスでプロ入りした。
Jリーグの初代新人王に輝くと、瞬く間に中心選手に成長。1999年のJリーグチャンピオンシップではPK戦で“宿敵”ジュビロ磐田に屈したものの、伝説のフリーキック弾を決めて歴史に名を残した。
その存在感から「ミスターエスパルス」と称され、2005年に惜しまれながら現役を引退。指導者となり、常葉大学浜松キャンパスサッカー部監督を10年近く務めたのち、2022年から清水エスパルスユースの監督を務めていた。
昨年12月にユース監督を退任した際には、「退団という決断には多くの葛藤がありましたが、ここで得た経験を次のチャレンジに活かしたいと思います」と語っており、新天地が注目されていた。
以下は澤登氏のコメント。
「もう一度、この街をサッカーの情熱でいっぱいにしたい。その一心でフォンテ静岡FCへの参画を決めました。
私自身、これまでは現場での指導が中心でしたが、今回はクラブを大きく育て、組織の礎(いしずえ)を築くという新たな挑戦でもあります。様々な選択肢がある中で、私の根底にあったのは『やはり静岡に貢献したい』という強い想いでした。
大高代表から『Jリーグを目指す』というビジョンをお聞きし、その熱意に触れる中で、一つずつステージを上げクラブを成長させていくプロセスに大きなやりがいを感じ、決断いたしました。
私の経験と技術のすべてをこのクラブに捧げ、子どもたちが夢を描ける場所、そして地域の皆様が誇れるクラブを共に創り上げていきたいと考えています」
フォンテ静岡FCは、静岡県静岡市を拠点に、10年以内のJリーグ参入を目指して活動するサッカークラブ。トップチームは静岡県リーグ1部に所属している(昨季2位)。
澤登氏はGMとして、勝敗だけでなく「人を育て、地域とともに歩むクラブづくり」を目指し、静岡のサッカー文化と未来をつなぐ役割を担っていくとのこと。
株式会社ドリームプロジェクトの代表を務める大高剛氏は、今後の展開について、「澤登GMには、当クラブの運営するキッズカテゴリから社会人チームを含めた『フォンテ静岡フットボールクラブ』の活動全般に包括的に関わってもらい、従来の枠に囚われない地域密着型のアクションを順次展開して参ります」とリリースの中で綴っている。
筆者:奥崎覚(編集部)
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