28日にイタリアで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第8節のナポリとチェルシーの名門対決。

試合前に、ナポリの過激サポーターがチェルシーサポーターを襲撃する事件が発生した。

イギリスメディア『BBC』は同日、CLの試合を前に、チェルシーのサポーターが市内中心部でナポリの過激サポーター集団に襲撃され、刃物のようなもので刺される事件が発生したと報じた。

被害に遭った22歳の男性マーカスさんは、「突然、黒ずくめの20から30人ほどがこちらに向かってきたんだ。何が起きるか分かった人たちはすぐに逃げ出しました」と緊迫した当時の状況を振り返った。

さらに「気づいたときには脚も頬も血だらけでした。カッターナイフかドライバーのどちらかだったはずです。逃げるまで痛みは感じませんでしたが、左の頬が重たい感じがして、触った瞬間、手が血だらけになりました」と恐怖の瞬間を語った。

チェルシーは事件を受け、公式SNSを通じて「市内では最大限の注意を払ってほしい」とサポーターへ警告を発表。負傷者は2人だが、いずれも命に別状はないという。

病院で治療を受けたマーカスさんも、翌日にはナポリを離れる予定だ。

こうした緊迫した状況の中で行われた試合は、両チームが点を取り合う白熱した展開となった。互いに主導権を譲らないシーソーゲームの中、後半37分にチェルシーFWジョアン・ペドロがこの日2点目となる決勝ゴールを奪取。試合は3-2でチェルシーが制した。

この勝利によりチェルシーは決勝トーナメントへの直接進出を決めた一方、ナポリはグループ下位に沈み、今大会からの敗退が決定した。

サッカーの熱狂の裏で起きた暴力行為が、改めて欧州サッカー界の課題として浮き彫りになった一戦となった。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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