2026年ワールドカップで日本と対戦するオランダの国内リーグでは多くの日本人選手が活躍している。

今シーズン3位と躍進するNECを牽引する活躍を見せている佐野航大もそのひとり。

佐野は22歳の日本代表MF。幅広いポジションでプレーできる高いサッカーIQを持ち、欧州列強から熱視線が送られている。

NECは佐野の移籍金として2000万ユーロ(約36.6億円)ほどの金額を求めているとされている。佐野の高額売却を狙うNECは、大物エージェントのジョルジュ・メンデスとタッグを組んだ。

メンデスは、かつてクリスティアーノ・ロナウドの代理人を務めた大物。NECはサッカー界随一のネットワークを持つメンデスに目玉選手である佐野についての市場開拓を依頼したとされている。

また、毎熊晟矢と市原吏音が所属するオランダ1部AZも若手MFキース・スミットを高額売却するために、メンデスに協力を仰いだとされている。

そうしたなか、オランダのプロサッカー選手会(VVCS)が声明を発表。「佐野とスミットを単なる商品としか見ていない」として、NECとAZを批判した。

選手組合側は、「彼ら(NECとAZ)の目的は明白。2人について法外な金額の移籍金を得ることだ。VVCSはこれに驚いている。2人の選手は、それぞれのクラブから単なる商品として見られており、自己決定権を持つ成熟した労働者とは見なされていないようだ」と指摘。

NECはテクニカルディレクターが日本通で、佐野だけでなく、小川航基や塩貝健人(現ヴォルフスブルク)ら日本人選手を獲得してきたクラブでもある。

さらに、選手組合は、両クラブとメンデスの仲介役を名乗り出たというギド・アルベルスというエージェントについても非難している。

一方、アルベルスは、「エージェントがクラブや選手から依頼を受けるのは長年の慣例。実際、VVCSにも商業部門がある。彼らもクラブや選手から委任を受け、彼らの利益を代表している。だから、この批判はむしろ偽善的だ」と反論している。

筆者:井上大輔(編集部)

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