3位:ブレナン・ジョンソン
移籍:トッテナム → クリスタル・パレス
移籍金:3500万ポンド(およそ74億円)
この移籍は金額以上に衝撃的なものだった。これまで「売るクラブ」であったはずのクリスタル・パレスが、チームの歴史上最高額となる移籍金を投じてトッテナム・ホットスパーからブレナン・ジョンソンを引き入れたという事実が。
パレスは今季エベレチ・エゼ、マーク・グエヒらスター選手を売却し、オリヴァー・グラスナー監督からも苦言を呈されるなど、「売りの姿勢」が目立ちすぎるクラブであった。そのイメージを一気に変えるような獲得であった。まるで、それは監督の怒りを鎮めるためのものであるかのように。
すでに今季限りでオリヴァー・グラスナー監督の退任は決定しているが、彼をいい形で送り出せるような結果を残せるだろうか。「ピンポイントの補強」となったブレナン・ジョンソンが活躍できるかどうか、それがクラブの浮沈を左右するはずだ。
2位:ルーカス・パケタ
(ウェストハム → フラメンゴ)
移籍金:3580万ポンド(およそ75.7億円)
「フラメンゴにスターが帰還する」。その事実によってブラジル国内が熱狂に包まれた。屈指の名門フラメンゴは、この移籍を単なる補強ではなく「歴史的回帰」として位置づけているほどだ。
支払われた移籍金は信じられないような額であり、ブラジルのチームが支払ったものとしては歴史上最高の数字になった。それはフラメンゴがこのルーカス・パケタに賭ける思いの強さを反映しているといえる。
賭博規則違反で告発されたことによって2年間以上の裁判を余儀なくされ、パケタも家族もイングランドでの生活に疲弊していた。ウェストハムは最後まで残留を説得したものの、彼の意思は揺るがなかったという。
欧州トップリーグから南米への高額移籍。これまでほとんどあり得なかったこの取引が、2026年冬の移籍マーケットの異質さを象徴している。

