ミズノは9日、カネカと共同開発した、海を含む自然界で分解する人工芝「Re Green Grass 9(リグリーングラスナイン)」が、株式会社ナゴヤドームが運営する中日ドラゴンズの本拠地「バンテリンドーム ナゴヤ」のウォーニングゾーンに、2026年シーズンから採用されると発表した。
採用場所は、「バンテリンドーム ナゴヤ」に新設されるホームランウイング前のウォーニングゾーンで、生分解性人工芝がスポーツ施設に採用されるのは世界で初めてとなる。

「Re Green Grass 9」は、カネカ生分解性バイオポリマー“Green Planet”を使用した人工芝。土壌中のみならず海水中でも水とCO2に生分解される特長を持っているため、プラスチックによる自然環境汚染問題の解決に貢献する。
人工芝は摩耗すると破片が意図せず海に流出することがあり、マイクロプラスチックとして海洋生態系へ悪影響を及ぼすことが問題になっている。こうした課題に対応するため、人工芝の施設外流出を抑制する対策を行っているが完全に防ぐことは難しい。
ミズノは、100%バイオマス由来の生分解性バイオポリマー“Green Planet”を持つカネカと協力し、生分解する屋内型スポーツ用の人工芝「Re Green Grass 9」が誕生。人工芝葉に90%以上バイオマス由来の樹脂を使用しており、石油由来の人工芝に比べCO2排出量を低減できるという。
株式会社ナゴヤドームでは、球場運営における環境負荷低減を重要な課題と位置づけられており、環境に配慮した取り組みを「見える形」で発信することが、地域社会や次世代に向けたメッセージになると考え「Re Green Grass 9」の採用に至ったとのこと。

カネカ生分解性バイオポリマー“Green Planet”を使用した人工芝は、「Re Green Grass UMI(リグリーングラスウミ)」、充填材は「Field Chip UMI(フィールドチップウミ)」シリーズとして販売され、今後も全国のスポーツ施設や商業施設などでの導入を目指すとしている。
また、カネカ生分解性バイオポリマー“Green Planet”を使用した屋外型海洋生分解性人工芝の開発も進めていくとのことだ(※「Re Green Grass 9」は、屋内での使用を想定した生分解性野球専用人工芝)。
筆者:奥崎覚(編集部)
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