[AFCチャンピオンズリーグ・エリート第8節、FC町田ゼルビア 3-2 成都蓉城、2月17日、東京・町田GIONスタジアム]
ラウンド16進出を決めている町田はホームに中国を迎え、3-2で競り勝った。
この日、今季の公式戦で初先発したMF白崎凌兵は、中盤で抜群のバランス感覚を生かしてゲームメーカーとしての役割を全うし、チームの2点目のゴールを挙げて勝利に貢献した。
スーパーゴールも「もっとやっていかないと…」
先制に成功した町田は前半25分、左サイドで仕掛けた徳村がカットインしてボックス手前の中央へパスを供給。
徳村からパスが出た瞬間は「足元に(パスが)来るかなと思った」という白崎だが、少しパスがずれたため、ダイレクトで合わせる選択をした。
「横からのボールをダイレクトで打つのは割と得意なので、本当にミートだけを意識して打った」
白崎が右足で放った弾丸シュートは、ゴール右隅を見事に射貫いた。
アシストを記録した徳村は、この試合がプロデビュー戦。得点直後には同選手の頭をポンと叩いてねぎらった。
「『パスがずれたのに決めてくれてありがとうございます』って言ってきたので、いやいや、ナイスボールだよって(笑)」
プライベートでもよく話をするという二人。前日の練習では、緊張で顔がこわばる徳村に「お前、緊張するなよ」と声をかけるなどして、頻繁にコミュニケーションを取った。
それでも期待の18歳は、白崎の心配をよそに、前半から迷いなく持ち味のドリブルでチャンスを創出。白崎は、いきいきとプレーする徳村の姿に「本番に強いタイプなんだな」と感じたという。
その後、1点差に詰め寄られる展開となったが、最終的に3-2で勝利し、リーグステージ4連勝・EAST首位でラウンド16へ駒を進めた。
町田の背番号23は、スタメン奪取に向けて「もっとやっていかないといけない」と闘志を燃やしている。
「自分自身の立ち位置は厳しいものであることに変わりないと思っている。常に勝負ですし、気を抜いたらすぐに難しい状況になる。一喜一憂せず、成長するために日々楽しんでやっていきたい」
血をたぎらせる32歳のベテランMFは、これからも挑み続ける。
(取材・文 白谷遼)


