MLSのLAギャラクシーで3シーズン目を迎えた吉田麻也。

日本代表でキャプテンも務めた37歳は、オランダ、イングランド、イタリア、ドイツ、そして、アメリカと海外で長くプレーしてきた。

その吉田がinterfmの『Treasure in Talk』で、給与の話題に言及した。

後輩のほうが稼いでいることを知って、モヤモヤしているという社会人からの相談に対して、こんな話をしていたのだ。

「僕も気を付けているんですけど、他人と比べるラットレースを続けている限り、給料が上がったとしても絶対に続きますよね。

最初が同じスタートだったとしても、少しずつ結果が変わってきて、給料が変わって…。最初の段階から中堅になって、自分の方が能力が高いとか、仕事をしているのに、あの人のほうが高いなとか。

大学の同級生が違う会社で仕事の量が少ないのに給料が高いとか言っていくと結局どのステージに行っても、人と比べている限り、絶対にその気持ちは変わらないじゃないですか。

このチームでこのくらいのレギュラーだったら、自分たちより1.5倍多いなとか、この選手がこんなに貰っているのはおかしいだろとか言い始めたらきりがないですよね。

でも、僕も去年契約を更新して年俸が下がった時に『おかしいだろ』ってやっぱり思ったんです、最初。

その負のエネルギーをすごい抱えたままシーズンに入っちゃって…それはすごいよくなかったなと反省しているんですけど。

というのも、結局、サッカー選手である限り、いくらもらっているとか、歳が何歳とか、関係なく、ピッチの上での評価が全てなんですよね。

結果を出していれば、例えば、2年前に優勝した時は全然そんなこと…給料が高いとか、年齢が上とかいう話は出てこなかったのに。

負け始めると、あいつにこの金額を払うのは高すぎるとか、あいつは年齢が上だから替えたほうがいいって話になってくるんですよ。それって結局、パフォーマンス次第で。

だから、そういう外部の要素にエネルギーを使わずに、仕事もそうだと思うんですけど、自分が何をやるべきか、仕事に自分自身が納得できているかのほうが大事だと感じていますね、今は。

人と比べたくなる気持ちはすごい分かるし、僕もサッカー選手なので、おかしいだろと思うことはたくさんあるんですけど。

よくサッカーだと、『Football is always unfair』とかって言うんですけど、平等ではないので。契約するタイミングだったり、移籍するタイミングで、条件って変わってくるじゃないですか。

なので、しょうがないことだと思いながらも、結局、自分の仕事にどれだけ自分が結果でコミットできているかなので。

それを続けて、結果を出しているのに、正しい評価がされていないことが続けば、違うところからの話が来るはずだと僕は信じています。

後輩と比べるより、自分自身がパフォーマンスを出せているかにフォーカスするほうがよっぽど人生が豊かになると思います、僕は」

2024年シーズン、吉田は山根視来とともにLAギャラクシーのMLS優勝に貢献。ただ、MLSにはサラリーキャップがあるため、全米制覇したにもかかわらず、給料はダウンした。

MLSのリリースによれば、2024年には基本給80万ドル(約1.2億円)だった吉田の年俸は、2025年からは45.5万ドル(約7000万円)にダウンしている。

そのことに対する不満を抱えたままシーズンに入ってしまったそうで、チームも西地区15チーム中14位という惨憺たる成績に終わった。

そういうこともあり、他人と比べるのではなく、自分にフォーカスする重要性を再認識したようだ。

筆者:井上大輔(編集部)

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