ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕を目前に控え、キューバ代表チームの渡米関連で予期せぬ事態が発生した。

米国政府は現地時間24日、3月開幕のWBCに出場するキューバ代表の遠征団メンバー8人に対し、入国ビザを否認した。キューバ野球・ソフトボール連盟(FCBS)は25日にこの事実を公表し、強い不満を表明している。

否認されたメンバーには、連盟のフアン・レイナルド・ペレス・パルド会長、カルロス・デル・ピノ・ムニョス事務局長、投手コーチで国内で著名なペドロ・ルイス・ラソ・イグレシアス氏らが含まれる。

一方、選手全員およびほとんどのコーチについてはビザが発行されており、チームの主力は問題なく入国可能とみられている。

イギリスメディア『ロイター通信』などによると、このビザ否認の背景には、トランプ政権下で強化された米国移民法があり、キューバ人チーム関係者に対しては特別なライセンス取得が義務付けられていることが指摘されているという。プエルトリコを含む米国領土への入国にも同様の規制が適用される。

キューバ代表は現在、ニカラグアで4試合の遠征試合を消化中。来週初めには米アリゾナ州フェニックスでカンザスシティ・ロイヤルズ、シンシナティ・レッズとのエキシビションを行い、その後プエルトリコのサン・フアンへ移動する。大会初戦は3月6日、パナマ戦が予定されている。

MLB関係者は、キューバは米国の脅しに屈せず、大会に参加すると確信を示しており、過去5回のWBCすべてでプール戦突破を果たした同国の強豪ぶりから、チーム編成への影響は限定的と見られる。2006年の第1回大会では日本に次ぐ準優勝、2023年大会では3位タイの好成績を残している。

ビザ問題は政治的要因が絡むものの、キューバ代表のWBC挑戦自体は予定通り進む見通しだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)

This article is a sponsored article by
''.