ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で1次ラウンド突破を決めた韓国代表。

しかしチームはなかなか波に乗れず、チャイニーズ・タイペイ代表に敗れた際には、韓国メディアがアメリカ出身の韓国系選手のプレーを厳しく論じていた。

韓国メディア『OSEN』は8日、同日に東京ドームで行われたC組のチャイニーズ・タイペイ戦後、韓国系アメリカ人のシェイ・ウィットコムについて「なぜ英雄から逆賊へと転落してしまったのだろうか」との論調で批判的に報じた。

ウィットコムは、韓国人の母を持つアメリカ生まれの内野手。MLBのヒューストン・アストロズに在籍中で、今回初めて韓国代表としてWBCに出場している。

同選手はこの試合に「6番・一塁」で先発出場したが、3打数無安打1四球と結果を残せず、打撃面で存在感を示すことができなかった。

同メディアによると、5日のチェコ戦では連続本塁打を放ち、韓国国内で大きな注目を集めていたという。だが、7日の日本戦では4打数無安打2三振と沈黙。さらにチャイニーズ・タイペイ戦でもチャンスで結果を残せず、「期待に応えられなかった」と厳しく指摘している。

特に議論を呼んだのは延長10回の守備だった。タイブレーク方式で無死二塁から始まった場面で台湾がバントを試みると、ウィットコムは打球を処理して一塁ではなく三塁へ送球。しかし、二塁走者は余裕をもってセーフとなり、結果的に無死一、三塁のピンチを招いた。

台湾はその後の攻撃で勝ち越し点を挙げ、これが決勝点となった。『OSEN』はこの判断について「過度な意欲が招いたミス」とし、敗戦の流れを作ったプレーだったと伝えている。

また同記事では、同じく韓国系選手のジャーマイ・ジョーンズやデーン・ダニングにも触れ、打撃や投球で結果を残せなかったと指摘。グループリーグ初戦でインパクトを残した韓国系選手たちが、この試合では苦戦したと報じている。

どうにか1次突破を決めた韓国だが、今回の報道は、韓国国内の期待と失望の大きさを映し出すものとも言えそうだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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