ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にアメリカ代表として出場していたタリク・スクバル投手(デトロイト・タイガース)がチームを離脱することが発表された。
スクバルは2年連続でサイ・ヤング賞を受賞したMLB最強左腕で、今季終了後にフリーエージェントとなる見込み。
史上最高額となる4億ドル(約635億円)超の大型契約が予想される中、当初から英国戦1試合のみの登板でチームUSAを離れ、タイガースの春季キャンプに戻る計画だった。
実際に7日のイギリス戦で3イニングを投げ、41球を投球している。
しかし、試合後のインタビューでスクバルは「これはキャリアで最も難しい決断の一つになる」と明かし、予想外の感情の高まりを告白した。『USA TODAY』が8日に報じている。
チームメイトとの一体感、愛国心、国を代表する意義に触れ、「こんな感情が頭をよぎるとは思っていなかった」「こういうチームに入ると、そこから離れるのは難しい」と語った。視点が変わり、アメリカ人としての誇りを実感したという。
スクバルは試合後にタイガースのA.J.ヒンチ監督、エージェントのスコット・ボラス氏、家族と協議。ヒンチ監督は「まだ何も決まっていない。彼はこの経験に非常に感情的になっている」と述べ、選手がすべてをやり遂げたいと思う重圧を指摘していた。
チームUSAの仲間たちは、どんな選択でも支持すると伝えていたが、最終的には予定通りの離脱となり所属チームへ復帰した。
アメリカ代表は初戦から3連勝し、1次ラウンド突破が濃厚。準々決勝は現地時間13日、準決勝15日または16日、決勝は17日に予定されている。
筆者:江島耕太郎(編集部)

