イングランド・プレミアリーグで、これほどまでのクオリティを備えた選手たちが降格の危機に瀕しているシーズンがかつてあっただろうか。モーガン・ギブス=ホワイト、ドミニク・カルヴァート=ルーウィン、ミッキー・ファン・デ・フェン、クリスティアン・ロメロ、ジャロッド・ボーウェン…。
過去を振り返れば、多くのビッグネームたちがプレミアリーグからの降格という苦い経験を味わってきた。今回は『Planet Football』から「不名誉な降格を刻むことになってしまった名手たち」をご紹介する。
ジョーダン・ピックフォード
2016-17シーズンのサンダーランドにとって、明るい話題はほとんどなかった。最下位に沈み、残留圏内とは勝点16差という惨敗を喫したが、その中で唯一の光となったのが生え抜きのジョーダン・ピックフォードの台頭だった。
当初はヴィト・マンノーネの控えだったが、同僚の負傷をきっかけに守護神の座を掴むと、そのままゴールマウスを譲ることはなかった。
その年のPFA年間最優秀若手選手賞にノミネートされるほどの活躍を見せ、愛するクラブを救うことはできなかったものの、シーズン終了後には当時GKとして史上3位の移籍金2500万ポンドでエヴァートンへと引き抜かれた。
アンディ・ロバートソン
降格の憂き目からチャンピオンズリーグ覇者へ…。そんなシンデレラストーリーを歩む選手は稀だが、アンディ・ロバートソンは2017年の夏にその飛躍を遂げた。
ハル・シティでプレーしていた彼は、2014-15シーズンに降格を経験。しかし2部でレギュラーを確保すると、1部昇格、そしてプレミアリーグでの活躍、さらにリヴァプールへの移籍とステップを軽々と進めていった。
当時のリヴァプールはモハメド・サラーやドミニク・ソランケを獲得しており、彼の加入は地味な補強と見られていた。しかし、彼はユルゲン・クロップ率いるチームの不可欠なピースとなり、プレミアリーグ史上最高とも言えるサイドバックコンビの一翼を担うことになる。1000万ポンドという移籍金は、今思えば「破格」の一言だ。
