今年行われたアフリカネーションズカップ(AFCON)で、前代未聞の事態が起きた。決勝戦での振る舞いを巡ってのモロッコの提訴をアフリカサッカー連盟(CAF)が受理し、セネガルの優勝タイトルが剥奪されるというセンセーショナルな裁定が下ったのだ。
その理由は、試合終盤のPK判定に抗議したセネガルがピッチを去るというボイコットに踏み切ったこと。CAFはモロッコを3-0の勝利、そして優勝者として認定した。それを受けて、今回は『Planet Football』から「タイトルを剥奪されてしまった5つのチーム」をご紹介する。
マルセイユ(1992-93シーズン)
1992-93シーズンのマルセイユは、リーグアンとチャンピオンズリーグ(CL)を制覇するという絶頂期にあった。しかし、その後に発覚した八百長事件によって、国内リーグのタイトルは取り消されることになった。
当時の会長ベルナール・タピは、シーズン終盤の重要なヴァランシエンヌ戦を有利に進めるため、相手選手3名に賄賂を提示。試合は思惑通りマルセイユが勝利して優勝を決めたが、賄賂を断った選手が主審に報告したことで事件が露呈した。
結果、マルセイユは2部への降格処分に。なお、2位だったPSGは「マルセイユ地域のTV視聴者数や放映権収入に影響が出る」というオーナー側の懸念から、タイトルの繰り上げ受賞を拒否している。一方で、さらなる八百長やドーピング疑惑があったにもかかわらず、CLの優勝者であるという資格だけは保持されている。
ユヴェントス(2004-05と2005-06のリーグタイトル)
サッカー界で最も有名なスキャンダルの一つ「カルチョポリ」により、ユヴェントスは2000年代半ばのセリエAタイトルを2つ失った。
クラブのゼネラルマネージャーを長く務めていたルチアーノ・モッジが、長期にわたり審判の判定を操作していたとして有罪判決を受け、サッカー界からの永久追放とクラブのセリエB降格が決定した。
ユヴェントス側はこの裁定を今も受け入れておらず、非公式のカウントでは今もこの2回分を優勝回数に含めている。また、インテルに与えられた2005-06シーズンのスクデットに対しても執拗に異議を申し立て続けている。
