「男女代表チーム間の支援規模と待遇の格差は、韓国サッカーに限った問題ではない。
世界のスポーツ界全体において、「同一労働同一賃金」の原則を提唱する男女平等の観点は、徹底した資本主義に基づく経済論理と激しく対立している。
数万人規模の観客を集める男子サッカーに比べて、観客数が数百人程度と比較的限られている女子サッカーの現実的な収益性も考慮する必要があるという意見も少なくない。
結局は、ピッチ内外でたゆまぬ努力を重ね、結果で証明してきたチームだけが真価を認められる。
今こそ、韓国女子サッカー界が、結果で実力を証明し、合理的かつ透明性の高い支援体制を構築するためにも根本的な構造改革を急務とすべき時だ」
韓国代表のFIFAランキングは19位(なでしこは5位)だが、主要大会で優勝したことは一度もない。
『Starnews Korea』によれば、韓国女子代表は大会前から様々なスキャンダルに巻き込まれ、大きなプレッシャーにさらされていたという。
女子代表選手たちは韓国サッカー協会に対し、男子代表と同様のビジネスクラス席の提供など待遇改善を要求し、それが満たされない場合は大会ボイコットも辞さないことを示唆。
韓国サッカー協会はそれを受けて、今大会を皮切りに、女子代表選手に様々な国際大会でビジネスクラスを提供することを決定した。
しかし、女子代表のパフォーマンスや市場性に対する批判が相次いでいたという。ビジネスクラス騒動で女子代表に対する世論は否定的だったとも伝えられている。
実力を伴わない要求として国民から支持を得られていなかったようで、今大会の結果を受けて、その問題が再燃しているようだ。
筆者:井上大輔(編集部)



