日本人選手が多くプレーするベルギー1部リーグ。
そのなかで、実に8人もの日本人が所属するシント=トロイデンは、レギュラーシーズンを3位で終え、優勝を争う上位プレーオフへ進出した。
10ゴールを叩き出してチームを牽引してきたのが、後藤啓介だ。
20歳の後藤啓介は、身長の191センチの大型ストライカーだ。
ジュビロ磐田では17歳260日で最年少ゴール記録を樹立。18歳でベルギーのアンデルレヒトに引き抜かれ、昨夏にシント=トロイデンへレンタル移籍するとブレイクし、昨年11月には日本代表デビューを飾った。
一躍人気銘柄になった後藤は欧州列強から熱視線を送られているが、シント=トロイデンとの契約には買い取りオプションがないため、夏には保有元のアンデルレヒトに戻る見込み。
そうしたなか、ハイン・ファンハーゼブルックが、『Het Nieuwsblad』で、今シーズンのベルギーリーグでブレイクしたベストイレブンを選出。後藤もそのなかに選ばれていた。
62歳のファンハーゼブルックは、ヘントやアンデルレヒトで監督を務めた人物で、久保裕也、森岡亮太、シュミット・ダニエル、横田大祐ら日本人を指導した経験がある(現在はフリー)。
「今シーズン、ブレイクしたシント=トロイデンの選手を外すわけにはいかない。私が選んだのは後藤だ。
いまだに理解できない。アンデルレヒトは冬にストライカーを補強するために多額の移籍金を支払った。だが、夏の時点で優秀なストライカー(後藤)がいたのに、彼をレンタル移籍させた。
当時なぜ彼を起用しないのか不思議に思っていたが、まあ彼らが判断を間違えるのはこれが初めてではない。問題は彼が来シーズンどうなるかだ」
後藤をローンで放出したアンデルレヒトは5位でレギュラーシーズンを終えたが、彼以上の得点を記録したのは、トルガン・アザールだけだった(14点)。
そのうえで、ファンハーゼブルックは、後藤がアンデルレヒト復帰を喜ぶことはないだろうとしつつ、海外へ売却される可能性も指摘していたようだ。
なお、後藤は今月の日本代表戦にも招集されており、ワールドカップ出場も狙える状況にある。
筆者:井上大輔(編集部)



