2026年に開催されるFIFAワールドカップ。参加チームが48に拡大され、3カ国共催で全104試合が行われるという、史上最大規模の大会になることはすでに知られている。

しかし、変わるのは規模だけではない。FIFA(国際サッカー連盟)とIFAB(国際サッカー評議会)は、競技規則にいくつかの変更を加えることで、今大会の試合展開をこれまで以上にスピーディーにしたいと考えている。

『Onefootball』が伝えたところによれば、今回のワールドカップで新たに導入される新規則は大きく分けて5つで、「スローイン&ゴールキックの5秒ルール」「交代の10秒ルール」「負傷した選手の1分ルール」「VARプロトコルの3つの調整」「審判とのコミュニケーション規則」となるとのこと。これらはワールドカップだけでなく、すでに開幕しているMLS(メジャーリーグサッカー)などのコンペティションでも順次導入される。

IFABとFIFAによれば、これらの変更は「実質的なプレー時間を確保するための実用的なツールを求める、世界中のサッカーコミュニティからの要望に直接応えたもの」だという。

スローインとゴールキックについては、「5秒以内に行わなければならない」という規則が追加される。主審がスローインやゴールキックに時間をかけすぎている、あるいは意図的に遅らせていると判断した場合、5秒間のビジュアルカウントダウンが開始されるとのこと。

もしカウント終了までにボールがインプレーにならなかった場合、スローインは相手チームに権利が移り、ゴールキックの場合は相手チームのコーナーキックとなるようだ。

また、交代を命じられた選手は「10秒以内にフィールドを出なければならない」という規則となる。もし時間内に退場できなかった場合でも選手は外に出る必要があるが、交代選手はプレー再開から1分が経過した後の最初の停止時まで入場が許可されないとのこと。

また、ピッチ上で治療を受けた選手は「プレーに復帰する前に1分間フィールドの外に留まらなければならない」という扱いとなる。負傷のためにピッチ上で診断を受けた場合、あるいはその負傷によってプレーが中断された場合、その選手はフィールドを離れる必要があり、1分間は復帰することができない。

そして、ビデオでの判定を担当するVARが「2枚目のイエロー」と「コーナーキック」を確認可能になるとのこと。明らかに誤審である場合、VARは2枚目のイエローカードやコーナーキックの判定に介入できるようになった。

明確な証拠がある場合、VARは明らかに誤った2枚目のイエローカードによる退場処分 、明らかに誤って与えられたコーナーキックの変更を助言できる。ただ、それは再開を遅らせることなく即座にレビューが完了できる場合に限るとのこと。

また、新しい規則でも「審判に説明を求めることができるのはチームのキャプテンのみ」と改めて明記されており、審判を取り囲んだ他の選手はイエローカードの処分を受ける可能性があると規定されているそうだ。

筆者:石井彰(編集部)

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