かつてチェルシーやアーセナルなどで活躍した元チェコ代表GKペトル・チェフは、語学の勉強に「ニンテンドーDS」を使っていたと告白した。
2005年当時、チェルシーに在籍していたペトル・チェフは、ある理由からスペイン語の学習を始めた。それはアスレティック・ビルバオから加入したばかりのスペイン人DFアシエル・デル・オルノとコミュニケーションを取るためだったという。
チェフは『France Football』の取材に対して当時のエピソードをこう明かしていた。
「まずジョゼ・モウリーニョ監督のところへ行って、基礎的なスペイン語のフレーズを教えてもらったんだ。そこからは自宅で、ニンテンドーDSの『My Coach』というゲームを使って勉強を続けたよ。その後は自分で買った文法書も併用して、学んだことを組み合わせて話せるようになっていったんだ」
チェフは母国語のチェコ語に加え、スペイン語、フランス語、英語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語を流暢に操るマルチリンガルであることでも有名だ。その勉強法はなんとニンテンドーDSと書籍の組み合わせだったとのこと。
さらに、ドラマーとしての顔も持つ秀才はすでに経営学修士(MBA)を取得しているが、現在はさらにその先へ進んでいるという。ローマの大学の通信課程を利用し、チャンピオンズリーグの経済モデルの持続可能性をテーマにした博士号の取得を目指しているという。
「MBAの後はもう続けるつもりはなかったんだ。もう40歳だし、勉強には多くの時間がかかるからね。でも、優秀な成績を収めたことで指導教官が背中を押してくれた。
当時はまだ明確なアイデアはなかったけれど、欧州スーパーリーグ構想が持ち上がったことで、このテーマに取り組みたいという意欲が湧いたんだ。結局、引き受けることにしたよ。来年の夏には終わる予定だ」
チェフはピッチ上だけでなく、学問の世界でも守護神としてのストイックさを発揮しているようだ。2022年にチェルシーのアドバイザーを離れたあとは解説者を務めつつ、その一方でイギリスのアイスホッケーリーグ3部のリンゲイ・ハスキーズでプレーを続けている。
筆者:石井彰(編集部)
