「別に君じゃなくても他にいくらでもいるよという状況なら、たくさん採用できると思うんですけど、いまはとり合いになっているじゃないですか。

それが若い人たちの気持ちを違う方向に向けてしまっているんじゃないかなぁなんて思うんですけど。

(総務省のデータでは日本の転職率は年間およそ5%。30~40代は約半数が転職経験あり。20代は年間10~15%が転職、40%が転職経験済み。新卒の3年以内離職率は約35%)

僕がおじさんになりつつあるからかもしれないですけど、まず頑張った先にそういうのがあるだろうって。

いきなり、お前、一軍で試合に出れないぞって言いたいですけどね。

まず、ベンチ外、二軍、そこでしっかり結果を出して、毎日認められて、じゃあ一回チャンスやるかみたいなところからスタートじゃないですか。

だから、我慢ができない子が多くなっているなというのは僕も感じるんですけど。

同時にさっきのデータもそうですけど、サッカーもひと昔前に比べたら、圧倒的に移籍する回数は増えたんですよね。だから、チームを転々とする選手が多くて、ワンクラブマン(1つのチームでキャリアを終える)は本当に稀になっている。

日本も終身雇用じゃなくて、1~2回は職を変えて、自力をつけたり、色んな経験をして、違うところで活躍するのは普通になりつつある。それはそれで競争が生まれて、いい面もあるんじゃないかなと思う。

ただ、僕としては我慢をすることも時に大事だし、我慢の先に見えてくるものもあるんじゃないかなと思う。

やっぱり同じチームにいても、1年目は全く分からないけど、2年目はちょっと慣れて、3年目でようやく色んなものが見えてくるみたいなことは、僕も移籍を繰り返して感じることは多いので。

3年は続けたほうがいいなぁって…古いかもしれない、考え方が、分からない(苦笑)

なので、離れて行った人のことよりも、残ってくれた人により愛情を注いで、より大事にしていくことを考えた方がいい気がします」

海外でも若手選手の意識が変わってきていることを実感しているそう。

そのうえで、3年ほどは我慢しながら頑張ってみたほうがいいという持論を持っているようだ。

筆者:井上大輔(編集部)

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