理由のひとつは、より強力な金属バットの使用が認められ、大多数の選手がそれを使うようになれば、(木製を使うと)成績がそれほど目立たなくなり、評価が下がってしまう可能性もあるため。
また、多くの大学チームは金属バットメーカーから無償で用具を提供されるスポンサー契約を結んでいるため、それを放棄してまで木製に切り替えるのは、理に適っていないとも指摘されている。
それでも、2023年のMLBドラフトでシカゴ・ホワイトソックスから指名された西田陸浮は、オレゴン大学時代に金属よりも木製バットを好んで使っており、それでも打率.312を記録したそう。
2023年のNCAAスーパーリージョナルズで木製バットを使用した選手は西田しかいなかったというが、その理由は、多くのチームがバットメーカーと提携していることにあったという。
MLBでは木製バットしか使用できないが、メジャーリーグのスカウトたちは、どうやって大学でプレーする選手たちを評価しているのか。
大学の春シーズン終了後から秋シーズン前に行われるサマーリーグでは、木製バットが使われる。
そのサマーリーグで活躍した大学選手は、ドラフトでの評価を急上昇させ、大きな注目を集めることができるという。
なお、スタンフォード大学野球部は、特定の金属バットメーカーと提携してはいないようだ。
また、佐々木は、今年2月に行われた早稲田大学野球部との親善試合では木製バットを使用。Victus製のバットには佐々木麟太郎と漢字で印字もされていた。
筆者:井上大輔(編集部)



