6月15日に開幕を迎えるFIFAワールドカップ。多くの国が締切日である6月1日を前にメンバーを発表しているが、その中には有名なスターでありながらも招集リストから漏れてしまった者もいる。
今回は『Football Transfers』から、「2026年のワールドカップに出場することができなくなった主なスター選手」をご紹介する。ただし、怪我でプレーが不可能になった者は除いている。
エドゥアルド・カマヴィンガ(フランス)
フランス代表のワールドカップメンバーからエドゥアルド・カマヴィンガが漏れたことは、イングランド国外のトピックとしてはおそらく最も注目を集める落選と言えるだろう。
レアル・マドリーに所属するこのミッドフィルダーは、同世代の中でも極めて天賦の才に恵まれた一人であることに疑いようはない。しかし、今シーズンは不安定なパフォーマンスに終始し、ディディエ・デシャン監督は彼をメンバーから外すという大きな決断を下した。
相次ぐ怪我やフォームの乱れ、そしてチームの戦術的な不安定さが重なり、中盤で絶対的な存在感を示すまでには至らなかった。そのポリバレントな能力は重宝されたものの、守備的MF、セントラルMF、そして左サイドバックと役割が流動的で、明確なポジションを確立するのに苦労した。
また、フランス代表の凄まじい中盤の層の厚さも、今回の落選に大きく影響している。オレリアン・チュアメニ、ウォーレン・ザイール=エメリ、アドリアン・ラビオ、そしてエンゴロ・カンテなどは、カマヴィンガよりも好調を維持しており、デシャン体制下でのより高い戦術的バランスと信頼関係を築いていたといえる。
カリム・アデイェミ(ドイツ)
カリム・アデイェミがドイツ代表から漏れたことは、大きな議論を呼ぶトピックだった。特に、ユリアン・ナーゲルスマン監督が2025年のネーションズリーグで彼を重用していたことを考えれば、なおさらである。
ボルシア・ドルトムントのウインガーである彼は、依然として欧州屈指のスピードを誇るアタッカーであり、クラブレベルでも公式戦10ゴール6アシストと数字を残していた。
しかし、そのスタッツの裏でアデイェミのシーズンは不安定なものだった。開幕直後は好調でドルトムントの攻撃を牽引するかに見えたが、シーズン後半戦に入ると失速。アタッキングサードでの判断力や守備時の集中力といった課題が明らかになり、その間に代表での序列は年下のアタッカーたちに追い抜かれてしまった。
そして、現在のドイツ代表のサイドにおける競争は極めて激しい。ジャマル・ムシアラ、フロリアン・ヴィルツ、レロイ・サネ、クリス・ヒューリッヒ、マクシミリアン・バイアーらは、彼よりも一貫性があり、戦術的な信頼感で勝っていたといえる。
ナーゲルスマンは落選を伝えた際、アデイェミの前向きな姿勢を公に称賛したものの、シーズン終盤のフォームが決定打となったことを認めている。
