アダム・ウォートン(イングランド)
クリスタル・パレスで素晴らしいシーズンを過ごしたアダム・ウォートンの落選は、プレミアリーグ界隈で大きな論争を引き起こしている。
オリヴァー・グラスナー監督の下で、彼はイングランド最高級のプレイメイカーへと成長した。その冷静沈着な立ち振る舞い、パスレンジの広さ、そして戦術的インテリジェンスを武器に、パレスがトップ6の強豪と渡り合うための原動力となった。
彼のスタイルは、デクラン・ライスとコンビを組むトーナメント戦において完璧にフィットするように見えた。しかし、トーマス・トゥヘル監督はライスの控え、あるいはエリオット・アンダーソンの相方として、ジョーダン・ヘンダーソンとコビー・メイヌーを選択した。この決断は、主に経験値と戦術的な信頼に基づくものだったようだ。
ただ、クリスタル・パレスでの活躍やビッグクラブからの関心を考えれば、依然として驚きの選外であることに変わりはない。
ジョアン・ペドロ(ブラジル)
カルロ・アンチェロッティ体制となって初めての主要大会。そのメンバー発表における最大の衝撃は、間違いなくジョアン・ペドロの落選だろう。
チェルシーに所属するこのフォワードは、ロンドンで飛躍のシーズンを過ごした。公式戦20ゴールを叩き出し、プレミアリーグで最も危険なアタッカーの一人としての地位を確立。当初はニコラス・ジャクソンとの併用だったが、インテリジェントな動き出しとリンクアッププレー、そしてゴール前での冷静さを武器にレギュラーの座を勝ち取った。
しかし、代表での状況はクラブとは対照的だった。クラブでの絶好調ぶりとは裏腹に、ブラジル代表としての8試合で無得点。アンチェロッティ監督は個人のフォームよりもバランスと化学反応を優先し、センターフォワードの枠にエンドリッキとイゴール・チアゴを選出。さらにネイマール、ガブリエウ・マルティネッリ、ルイス・エンリキ、ラヤンといった面々を攻撃陣に加えた。
コーチ陣は、ペドロのプレースタイルが他の選手と重なりすぎていること、そして彼のプレッシングの強度がトーナメント戦の要求を満たしているかという点に疑問を抱いたようだ。
