終盤に決まった小川航基のゴールにより、“本番前”らしい壮行試合のアイスランド戦で1-0の勝利を収めた日本代表。
チームの絶対的守護神と言える鈴木彩艶は、3月のスコットランド戦とイングランド戦に続いて先発出場を果たした。
「壮行試合という形でしたけど、ワールドカップ前最後の代表チームとの戦いということで、結果にこだわるというところは言ってたので、そこはしっかりと出せたのかなと思います」
試合後にそう語った鈴木。アイスランドのシュートは9本で、うち枠内は前半に受けた1本のみだった。「守備に関しては落ち着いて対応できました」
相手に良い形を作られる場面もあったが、「セカンドボールなどを含めて、味方のいる場所だったりそういったところを把握できていたので、守備に関しては良かったんじゃないかなと思います」と振り返る。
一方で、攻撃の面では「質が出せなかった」と明かし、改善点に挙げた。つなぎを含めたロングボールの質や、相手に蹴らされるようなシーンがあり、「もう少しトライできたら良かった」という。
鈴木は今年3月、左手骨折から約4カ月ぶりに復帰し、コンディションを上げてきた。現在の状態については「復帰してから徐々に上がってきているので、まだまだ自分としては高めて、最高の状態で(ワールドカップに)挑みたいと思います」と語り、以下のように続けた。
「(初戦まで2週間)普段と比べると長い時間一緒にプレーというか練習ができるので、そういったところでは本当にポジティブですし、自分としてもパフォーマンスを高めると同時に、チームとの連係を高めたいと思います」
この日、スタジアムには6万人以上の観客が詰めかけた。
ワールドカップ初出場となる23歳は、「たくさんの方々が来てくださって、名前も呼んでいただいて、本当に日本全国の人たちが注目していると感じました」と、ピッチ上で目にした『景色』を思い浮かべるように話し、「そういった人たちの気持ちを背負って、全力でプレーするだけかなと思います」と意気込んでいた。
イタリア・セリエAのパルマでレギュラーを務め、ワールドカップ後のステップアップも噂される鈴木。10代の頃から将来を嘱望され、すでに「日本サッカー史上最強」と言っても過言ではない守護神が、いよいよワールドカップの舞台に立つ。
筆者:奥崎覚(編集部)
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