サッカー熱が国全体を動かした。
ウズベキスタンメディア『Vaqt.uz』によると、同国政府は18日に行われた北中米ワールドカップのウズベキスタン対コロンビア戦に合わせ、全国の政府機関の始業時間を通常より2時間遅い午前10時へ変更したという。
試合は現地時間午前7時キックオフで、国民が自宅で家族とともに代表チームを応援できるようにするための措置だという。
大統領報道官シェルゾド・アサドフ氏は、「大統領も家族や孫たちと一緒に試合を観戦する」と説明。ワールドカップ初出場となる歴史的な一戦を国民全体で見届けられるよう配慮したと明かした。記事によれば、タシケント国際投資フォーラム開催中にもかかわらず、この特例措置が認められた。
ウズベキスタンは2026年大会で初めてワールドカップ出場を果たした中央アジア初の国であり、国内では歴史的快挙として大きな盛り上がりを見せている。ロイター通信は、長年にわたる政府主導の育成投資が結実した成果だと報じている。
現地では学校や広場にも大型スクリーンが設置され、多くの市民が観戦イベントに参加。SNS上でも「これは国の誇りだ」「歴史的な朝になる」といった投稿が相次ぎ、代表チームへの期待の高さがうかがえた。
日本でもW杯期間中に早朝の試合が行われることはあるが、政府機関の始業時間を全国規模で変更する例は極めて異例。
試合は1-3でコロンビアに敗れたものの、自国のワールドカップ出場を心待ちにしていたウズベキスタン国民にとって、忘れられない思い出となったはずだ。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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