ついに南アフリカサッカーが新たな歴史の扉を開いた。

北中米ワールドカップのグループA最終節で、南アフリカ代表は韓国代表を1-0で撃破。勝点4でグループ2位に入り、同国史上初となるワールドカップ決勝トーナメント進出を成し遂げた。

南アフリカにとって、これは長年追い続けてきた悲願だった。同国が初めてワールドカップ本大会に出場したのは2002年の日韓大会。ワールドカップのデビュー戦でパラグアイと引き分け、スロベニアに勝利したものの、得失点差で涙を飲みグループ敗退となった。

その後は2006年大会の出場を逃し、自国開催となった2010年大会では開催国として初めてグループステージ敗退という不名誉な記録も経験。さらに2014年、2018年、2022年大会も本大会出場を果たせず、長い停滞期を過ごしてきた。

それだけに、今大会の躍進は南アフリカサッカー界にとって特別な意味を持つ。初戦でメキシコに敗れたものの、第2戦でチェコと引き分けて勝点を獲得。

そして迎えた運命の韓国戦では、粘り強い守備から何度も鋭いカウンターを発動した。

決勝点は後半18分。左サイドを突破した攻撃から送られたボールをタペロ・マセコが巧みに収めると、迷いなく左足を一閃。鋭いシュートをゴールへ突き刺し、この一振りが母国を歓喜へ導く一撃となった。

FIFAランキングでは格上と見られた韓国を退け、ついに世界の舞台で新たな一歩を刻んだ南アフリカ。24年間の挑戦の末にたどり着いた初の決勝トーナメントで、“バファナ・バファナ”の快進撃はまだ終わらない。

筆者:江島耕太郎(編集部)
画像提供:Getty Images

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