サッカーの北中米ワールドカップ(W杯)のグループリーグ最終戦が行われ、1勝1分で勝点4の2位につける日本代表は、6月25日にダラスで(日本時間26日)にスウェーデン代表と対戦。

56分に前田大然のゴールで先制するも、62分にアントニー・エランガの得点で追い付かれ、1-1の引き分けで試合を終えるも、勝ち点5のグループ2位で決勝トーナメント出場を果たした。

スウェーデン戦における各選手のパフォーマンスを、ブラジルでプロ選手としてプレーした経験を持ち、『サッカーに詳しすぎる市議会議員』としても知られる桐木優氏に、スウェーデン戦での各選手のパフォーマンスを採点してもらった。

MOMは守備でも大活躍の田中碧選手

画像: (C)Getty Images

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GK:鈴木 彩艶 6.5 珍しく少しミスもあった。押し込まれると、どうしても味方とぶつかったりして事故が起きる可能性もあるので、その前のコーチングは改善の余地があるのかもしれない。

DF:板倉 滉 5.0 空中戦でかなりやられてしまった。「今日はコンディションが悪かっただけ」と思うことにする。

DF:伊藤 洋輝 7.0 フィールドプレーヤーでは、まさかの唯一の予選全試合フル出場選手。この日も攻守でアグレッシブに戦っていた。

DF:瀬古 歩夢 6.0 攻守でチームに貢献。前の試合よりは遠くまで見えるようになったように思う。守備で一瞬迷ってるっぽいときがあるのがちょっと怖い。

MF:菅原 由勢 6.0 堂安選手が外に張るので、「センタリング職人」としてはやりにくさもあったと思うが、無難にこなしていた。

MF:田中 碧 7.0 パス回しが上手なのはもう当然だけど、守備でもあんなに粘り強い選手とは恐れ入りました。あとはシュートがゴールに飛んでくれれば……。

MF:堂安 律 5.5 得点のアシストはさすがだったけど、それ以外ではやや「空回り感」があって、入れ替わられたり、トラップミスしたり、ファウルになったり、日本代表の穴にもなっていたところがあった。

MF:前田 大然 7.0 なんとなく吹っ切れた感じ。自分の特長を生かして、守備に攻撃に大いに貢献。得点まで決めてくれた。

MF:中村 敬斗 6.0 日本代表の唯一と言っていいくらい攻撃の起点になっていたが、得点に直接絡むことはなかった。大会が進むにつれてミスが多くなってきているのが気になる。ソックス事件は不運だったが、次戦に生かしてほしい。

MF:鎌田 大地 6.5 決定的な場面を作り出すファンタジスタ。守備でも貢献し、日本代表に欠かせない選手。ただ、挟み込んだ時に奪うのがあんまり得意じゃないっぽい。

FW:上田 綺世 5.0 あまりボールが収まらず。何度か裏を狙っていたとは思うが、それならあまり降りてこずに、DFラインを引っ張り続け、最前線で勝負する気概を持っても良かったかもしれない。ヘディング以外の得点パターンがしっかりあるわけではない選手なので、試合によって当たり外れがある印象。

〈交代選手〉

DF:谷口 彰悟 6.5 スクランブル出場にもかかわらず安定したプレー。ビルドアップでもミドルパスを駆使してチームに貢献していた。予選リーグで日本代表唯一のイエローカードをもらってしまうが、今まで誰ももらわなかったのが凄すぎるだけ。

MF:伊東 純也 6.0 仕掛ける能力はさすが。怪我しなくてよかった。

FW:小川 航基 5.0 試合終盤に投入され、それほどプレッシャーのない状態だったと思うが、あまり余裕がない感じだった。今日先発じゃなかったことが精神状態に影響していなければいいが……。

MF:長友 佑都 5.5 思ったより元気な感じではなかったが、堅実にプレーしていた印象。ふらふらと中央に寄ってしまう癖があるみたいだけど、外でボールの出所を抑える役割をもっと徹底しても良かったのではないかと思う。

DF:渡辺 剛 6.0 短い出場時間でも堅実にチームに貢献。攻撃面でも計算できるのは大きい。

監督:森保 一 6.5 3戦通じたゲームコントロールを見せてくれた。今日の采配でスタメンとサブの立ち位置がはっきりしてしまったような気もするけど、短期決戦だし、いい方向に転がってほしい。選手の怪我の状況をペラペラしゃべるのはどうかと思う部分があるけれど、これが「アジジ作戦」(※)だったとしたら間違いなく名将です。

(※)1997年、日本代表がW杯初出場を決めた「ジョホールバルの歓喜」にて、対戦相手のイラン代表FWのコダダド・アジジ選手が、前日の練習に車椅子で現れたにも関わらず、翌日の試合にスターティングメンバーとして出場した出来事。「主力選手が試合に出場するのは難しい」と対戦相手に思わせる情報作戦を指す。

画像: MOMは守備でも大活躍の田中碧選手

〈桐木優・プロフィール〉

1977年静岡県生まれ。韮山高校を卒業後、単身ブラジルにサッカー修行に渡り、無事にプロ契約を勝ち取るも、試合中に後ろからカニバサミを喰らって、泣く泣く引退に追い込まれる。
日本でのサラリーマン生活を経て、介護会社を起業。その後は現場の声を政治に届けるために一念発起し、2011年の多摩市議会議員選挙に初当選を果たした。

 自身のホームページに何気なく掲載した「東京ヴェルディ観戦記」が注目を集め、『サッカーに詳しすぎる市議会議員』として知られるように。近年は幅広く社会保障全般に携わる『肩書きの多すぎる市議会議員』としても存在感を示している。

主な資格・職業は、多摩市議会議員の他に、ケアマネジャー、相談支援専門員、保育士、社労士、行政書士、宅建士、管理業務主任者、公認心理師、はり灸マッサージ師、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、サッカーC級コーチ、サッカー3級審判員等

執筆:桐木優
写真:Getty Images、本人提供

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