北中米ワールドカップの開催前には、「アメリカでサッカー人気は本当に盛り上がるのか」との声も聞かれていた。

そうした疑問について、イギリスの公共放送『BBC』は現地時間1日、現地で大会を取材する記者らによる座談形式のコラムを掲載し、大会序盤と現在で印象が大きく変化したと伝えている。

同局のジョン・ベネット氏やイアン・デニス氏、リズ・コンウェイ氏、サム・ハリス氏、アレックス・ハウエル氏、ゲイリー・ローズ氏、ニール・ジョンストン氏らは、大会開幕直後のニューヨークやロサンゼルスでは、NBAファイナルで優勝したニューヨーク・ニックスの話題が中心で、ワールドカップの存在感は決して大きくなかったと振り返った。

一方で、大会が進むにつれて状況は変化。フィラデルフィアやアトランタ、ボストン、シアトルなどでは各国サポーターが集まり、ファンフェスティバルや市街地は活気に包まれたという。

ベネット氏は、「アメリカ国内の移民コミュニティが大会の雰囲気づくりに大きな役割を果たしている」と指摘。

ハリス氏も、ブラジルやカーボベルデのサポーターによる街中での盛り上がりが大会の魅力を高めていると紹介した。

また、大会前に懸念されていたチケット価格の高さや空席問題についても、ジョンストン氏は「取材した8試合はいずれも観客席が埋まっていた」と説明。ベネット氏も、スタジアムの熱気は過去のブラジル、ロシア、カタール大会にも引けを取らないとの印象を語っている。

都市ごとの温度差はあるものの、記者陣は総じて「大会前に抱かれていた懸念は覆された」との見方で一致。

アメリカでもワールドカップは着実に浸透し、多くの開催都市で国際大会らしい熱気が生まれているようだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)
画像提供:Getty Images

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