2018年から森保一監督が率いてきた日本代表だが、優勝を目指した今ワールドカップは、ラウンド32で敗退となった。
来年1月にはアジアカップが控えており、監督人事が注目されている。
そうしたなか、かつて日本代表として活躍した本田圭佑のこんなX投稿が物議を醸した。
「賛否あると思うけど言わせてもらいます。。森保さんに1年契約の継続オファーをしてるというニュースを見たけど、そんな次の監督候補が見当たらずの繋ぎのオファーなら、僕を1年試してみてください。もしアジア杯で負けたら問答無用でクビにしてくれていい。その勝負に受けて立ちます。」
代表監督やトップカテゴリーの監督を務めるためには、Proライセンスを取得する必要があるが、本田はそれを保有しておらず、彼はかねてからライセンス不要論を唱えてきた。
その後、本田は「ライセンス購入制度導入」も提案しつつ、このほどこんな投稿をしていた。
「サッカーのプロコーチングライセンスは、必須ではなく「MBA」のような位置付けにすべきだと考えています。
MBAを持っている経営者もいれば、持っていない優秀な経営者もいます。MBAは学ぶ価値のある資格ですが、「MBAがなければ社長になれません」というルールはありません。
一方、現在のサッカー界では、コーチングライセンスがなければトップレベルの監督になることができません。これは「MBAがなければ経営者になれません」と言っているのと本質的には同じです。
この話をすると、「運転免許や医師免許と同じだ」という反論をよく受けます。でも、それは全く違います。
運転免許や医師免許は、人の命や公共の安全を守るための国家資格です。一方で、プロサッカーはエンターテインメントです。
もちろん選手の安全や育成は重要です。しかし、プロサッカーの本質は、多くの人に夢や感動を届けることです。勝利を目指す優秀な監督がいることも、その価値の一部です。
僕はライセンス制度そのものを否定しているわけではありません。学びたい人が学び、価値を高める仕組みとして存在することには賛成です。
ただ、「ライセンスがない」という理由だけで、挑戦する機会そのものを奪う制度は、サッカー界にとって本当にプラスなのか。
僕は、もう一度考えるべき時期に来ていると思います。
「まずはライセンスを取ってから言え」という意見をよく見ます。でも、それは論点が違います。
僕が言っているのは、「ライセンスが必要かどうか」ではなく、「ライセンスを必須にする制度が本当に正しいのか」という話です。
制度について議論するために、資格を持ってなければならないという考え方には理解ができないです。
大切なのは、誰が言ったかではなく、その意見に合理性があるかどうかです。
僕は、コーチングライセンスの価値を否定していません。
「学ぶ機会」と「仕事をする資格」は分けて考えるべきだと言ってるんです。」
MBA(経営学修士)と同じようにサッカー界のライセンスも必須なものではないはずとあらためて持論を展開していた。
サッカー界のライセンス制度自体は否定しないものの、あるカテゴリー以上の指導者を務めるにはそれが必須である現状に疑問を感じているようだ。
筆者:井上大輔(編集部)
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