国際サッカー連盟(FIFA)が莫大な収益を得ているようだ。

史上初となる3カ国による共同開催で、過去最多の48チームが参加した今夏のFIFAワールドカップ(W杯)2026。いよいよ大会も大詰めとなり、フランス代表vsイングランド代表の3位決定戦と、スペイン代表vsアルゼンチン代表の決勝戦を残すなか、FIFAの天文学的な収益に注目が集まっている。

イギリス『BBC』は「ワールドカップにおける経済的な勝者と敗者」と題した記事を公開。そのなかで「最大の勝者」として挙げられたのがFIFAだった。

「2022年のカタール大会では過去最高の76億ドル(約1兆2328億円)の収益を上げ、特に48チームに拡大される2026年のアメリカ、カナダ、メキシコ共催大会ではそれを上回ると予想されている」

「ドイツ銀行リサーチのシニアストラテジスト、マリオン・ラブレ氏は、FIFAが4年間の収益が130億ドル(約2兆1092億円)近くに達するとした。FIFAの収入源は、放送権、ライセンス権、ホスピタリティ権の販売、スポンサー契約、チケット販売などである」

ラブレ氏はFIFAが今大会から始めた試合チケットの公式再販売にも注目。「買い手と売り手の両方から15パーセントの手数料を徴収している」とした。

今大会では、前半と後半のそれぞれ22分ごろに設けられるハイドレーションブレイクに広告を挟むなど、資本主義的な大成功を収める大会になるようだ。

さらにFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、今後の大会で64チーム制にする案についても示唆している。これらによって、インドや中国のような人口大国も大会に参加すれば、さらなる収益が生まれるだろう。

一方で、『BBC』はW杯を観戦・応援したファンが「敗者」だと分析、「長年の夢が叶ったかもしれないが、経済的に言えば、この大会は厳しいものだった。チケット代だけでも莫大な金額が費やされていることや、需要が高い時に価格を上げるFIFAの変動価格戦略に対する批判は、十分に報道されている」として、経済的に負担を強いられるW杯だったと指摘した。

実際に、W杯期間中は鉄道や航空券、物価が跳ね上がるなど、現地観戦には相当な費用が必要だった。

筆者:本田建(編集部)
画像提供:Getty Images

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