ブラジル代表に惜しくも敗れ、北中米ワールドカップを戦い終えた日本代表。

本大会を戦った選手たちは新シーズンに向けて着々と動き出しているが、シーズンオフにあたる7月には、日本で声援を送った多くのファンの皆さんと交流する場面が多く見られた。

オランダ戦で貴重な同点ゴールを奪った中村敬斗選手(スタッド・ランス)は、中学時代を過ごした三菱養和会巣鴨グラウンドに凱旋し、パートナーシップ契約を結ぶJALが主催する「JAL Special Soccer Lesson 2026」の特別講師を務めた。

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この日集まった小学生約60名と汗を流し、得点を決めた子供達とハイタッチで喜びを分かちあうなど、交流を深めた中村選手は、レッスン終了後に子供たちから寄せられた質問にも回答。大人顔負けの際どい質問も寄せられる中、真摯に受け答えをする姿が印象的だった。

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――中村選手は何歳の頃にサッカーを始めましたか?

兄と一緒にボールを蹴り始めたのは4歳ぐらいだったと思うけど、6歳の頃にドイツW杯を見たことをきっかけに、「サッカーで上を目指したい」と真剣に思うようになって、プロの選手を目指すようになりました。

――子供の頃はどのぐらい練習をしていましたか?

小学生の時は、学校から帰った後はずっとボールを蹴っていて、走ったりする時間も含めたら、多分毎日5〜6時間は練習していたんじゃないかな。

――サッカー以外のスポーツもやっていたことがありますか?

水泳を1年間ぐらい、後はサッカーを辞めた1ヶ月くらい辞めた時期があるんだけど、その時はバスケットをやっていました。

――当時好きだったサッカー選手は誰ですか?

僕が子供の頃は、ロナウジーニョ選手(ブラジル)が本当に大好きで、毎日のようにロナウジーニョ選手のビデオを見ながら、リフティングや足技の真似をしていて、リフティングも得意になりました。

―― 子供の頃に好きだったチームを教えてください。

子供の頃はクリスティアーノ・ロナウド選手が大好きだったので、当時のロナウド選手が在籍していたマンチェスターユナイテッドを応援していました。

純粋な子供たちの「エグい質問に」苦笑いも

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中村敬斗選手には、サッカーに真剣に取り組む少年少女たちから、プレーに関するさまざまな質問も寄せられた。

――仲の良い選手と嫌いな選手を教えてください。あと、チームメイトと仲良くプレーするための秘訣はありますか?

結構、エグい質問が来たな……(苦笑)。仲の悪い選手はいないから、質問には答えられないんだけど、仲が良いのは伊東純也選手や、同い年の瀬古歩夢選手、菅原由勢選手、そして久保建英選手とかかな。

あと、もう一つ質問してくれた友達と仲良くプレーする方法についてなんだけど、みんなと試合前にたくさん話し合って、コミュニケーションをとると良いんじゃないかな。

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――日々プレーをする際に、どんなことを心がけていていますか?

そうだね、毎週試合があるから、とにかくコンディションを整えることに集中しています。

もちろん練習もすごく大事だし、たくさんやった方がいいと思うけれど、怪我をしないとか、怪我をしないといったところもそれと同じくらい大事なので、自分の身体と相談しながら日々のトレーニング内容を変えていけたら良いんじゃないかな。

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――試合の時に「抜きづらいな」と思った選手は誰ですか?

そうだね。なかなか1対1に持ち込めるシーンはあまりないけれど、アクラフ・ハキミ選手(パリ・サン=ジェルマン)とかは、(対戦した時に)なかなか抜かせてもらえないというか、自分の前にボールを持っていけないなと感じました。

――どうすれば相手選手をドリブルで抜けるようになりますか?

僕は相手を見ながらドリブルをするよりも、シザースやフェイントとか、「自分の形」を活かしながら相手を抜いていくタイプなので、相手との間合いを意識しながら、自分から仕掛けるようにしています。

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――ドリブルで相手の間合いに入らないようにするには、どうすれば良いですか?

やっぱり、相手ありきの一対一だからね。どんなに自分が前にボールを持っていきたくても、相手が距離を詰めてきたり、自分がボールをタッチした瞬間に詰められたりしたら、どうしても相手の間になってしまう。

相手との距離が近すぎると、ボールを取られやすいから、僕がドリブルをする時には、相手を見ながら自分の前にできるだけスペースを作るようにして、そのスペースを相手選手に詰められる前に、スピードに乗ってドリブルしていくっていう形にしています。

――どうすればカットインが上手くなりますか?

もし右利きだったとしたら、右足でボールを持って、右方向にドリブルでカットインして、シュートを打ちたいと思うはずだけど、そればかり続けていると相手に読まれてしまう。

でも、そんな時に縦にドリブルを見せたら、今度は自然と中のスペースが空いてくるから、カットインも生きてくると思う。

あとはただ平行線上にドリブルをするのではなく、カットインした時にマイナス方向を意識してボールを持つことかな。

そうすると相手の足が届かない位置にボールを置けるから、僕が「カットインしてくる」とわかってボールを奪いにくる相手選手も上手にかわすことができるんじゃないかと。

W杯のオランダ戦で決めたゴールは、その形を使っているので、ぜひ映像を見てくれたらなと思います。

――クロスやパスを上げるときにはどういうことに気をつけていますか?

僕は左サイドを任されることが多いから、縦にドリブルして、左足でクロスを上げる時には、「できるだけニアの相手DFに引っかからないように……」と、カットインしてクロスを上げる際には、味方選手を見ることよりも、スペースにボールを置くことを意識するようにしています。

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――中村選手は、どんなピンチの時も落ち着いているような印象を感じますが、冷静でいられる理由を聞かせてください。

緊張している時も、ピンチを迎えた時も、平常心を保つのが一番大事だと思うけれど、そのためにはサッカーは一人でやるスポーツじゃないから、まずは一人で抱え込まずにみんなと話し合うことが一番大切かな。みんなで話し合えば気持ちの整理もつくし、「前を向いていこう」とポジティブな気持ちが湧き上がってきて、絶対にピンチもチャンスに変えられると思うから。

オランダ戦で失点した後も、チームのみんなで集まって「前向いていこう」と話し合ったので、みんなで気持ちを共有することは大切かな。

「みんなと一緒にサッカーをするのが本当に楽しかったです。僕も子供の時に戻ったような感覚になれましたし、本当に貴重な時間だったと思います。今日はありがとうございました」

W杯を終え、バリ島でオフを満喫する様子も話題になった中村選手は、「新シーズンも一意専心で努力し続けます!」とInstagramに抱負を投稿し、27日のJAL機でフランスに旅立った。

W杯を機に注目が増す中で、どのようなプレーを見せるのか。新シーズンの活躍にも注目していきたい。

取材:JUN.S

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